I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

Believe

還暦ブログ☆総集編 Series 7 ②

2022年11月4日〜2023年10月26日まで、約1年に渡って連載した還暦ブログ。各シリーズのリストを作って、過去記事を読みやすくしようと思いました。 Series 7 ② 2003-2004Believe ☆ Making of カトウくんのおまけ展 グリコのおまけデザイナー・加藤裕三の書籍…

還暦ブログ☆総集編 Series 7 ①

2022年11月4日〜2023年10月26日まで、約1年に渡って連載した還暦ブログ。各シリーズのリストを作って、過去記事を読みやすくしようと思いました。 Series 7 ① 2002-2003 Believe 船橋編 母と同居するために、吉祥寺から千葉県船橋市に引っ越した私は、2冊目…

Believe 船橋編 最終話

春日明夫教授と東京造形大学の学生たち 2004年5月8日〜18日 カトウくんのおまけ 加藤裕三の世界展 於:横浜イセザキ町・有隣堂ギャラリー このイベントでは、書籍「カトウくんのおまけ」「グリコのおもちゃ箱」の他に、グリコのキャラメル「木のおもちゃシリ…

Believe 船橋編 15

カトウくんのおまけ展で展示する特大レプリカ制作は、東京造形大学の春日明夫教授の「遊具・玩具ゼミナール」の学生たちの手によって完璧に制作され、2004年5月に有隣堂ギャラリーで開催された「カトウくんのおまけ 加藤裕三の世界展」で、圧倒的な存在感を…

Believe ☆ Making of カトウくんのおまけ展 ⑧

楽しげに作業をする田中君と瀬詰さん 第8回 「サイくん」特大レプリカ完成間近! 2004年3月10日(東京造形大学 ゼミ室にて) 午前中、有隣堂ギャラリー担当の志村圭一郎氏と横浜で打ち合わせの後、私は造形大へ向かった。場所は木工室からゼミ室に移動して…

Believe ☆ Making of カトウくんのおまけ展⑦

20年前の携帯カメラの画像は解像度が低くて粗かったね 第7回 田中リーダーからの報告 2004年3月5日、6日 (東京造形大学・木工室より) *この日は、私が大学に行くことができなかったため、作業の様子を田中君から携帯メールで送られてきたのである* ジェ…

Believe ☆ Making of カトウくんのおまけ展⑥

第6回 桃の節句 学食で「甘酒」を飲む… 2004年3月3日 (東京造形大学にて) 朝10時、春日教授、研究生の田中君、家田さん、大橋さん、今回から清水有紀さん、瀬詰まり子さんの二人が加わり、田中君と家田さんが前回までのレプリカ制作の結果報告をもとに制…

Believe ☆ Making of カトウくんのおまけ展⑤

造形大の広々とした木工室(凄すぎる!) 第5回レプリカ製作開始! 造形大の木工室はスゴイぞ! 2004年2月23日 (東京造形大学 木工室にて) いよいよ始まりました! 朝から田中君と家田佳也さんで作業を開始。 私は午後3時に大学到着。まずは、校内のカフ…

Believe ☆ Making of カトウくんのおまけ展④

第4回うららかな春の予感 2004年2月10日(横浜駅西口 某ハンバーガーショップにて) 暖かな日差しが心地よい。暦の上ではもう春。 私は研究生の田中秀敏君、大橋麻衣さんの二人とワークショップ案の打ち合わせのため横浜へ向かった。前回説明会に来られなか…

Believe ☆ Making of カトウくんのおまけ展③

第3回「遊具・玩具研究ゼミ」新ゼミ生と初顔合わせ 2004年1月24日(八王子 東京造形大学 ゼミ室にて) 数日前に降った雪がまだ残る八王子。 二日間にわたって同大学の最大イベント「造形展」が構内で行われている最中、私は「玩具・遊具研究ゼミ」の2004年…

Believe ☆ Making of カトウくんのおまけ展②

My iMac データ復活! 昨日のiMac壊滅騒動、本日、会社の最新 iMac Venturaで、データ保存。 なんとかブログ記事用の原稿は救出。 前回宣言した通り、1日2回更新ができそうなので、お付き合いください **************** 第2回春日明夫教授…

Believe ☆ Making of カトウくんのおまけ展①

制作中の加藤裕三 私が編集者として企画制作した書籍は必ずと言っていいほど多くの人々を巻き込んだ。 その最たる本が「カトウくんのおまけ」である。大阪、有馬、東京、なんと多くの人たちを巻き込んだことか。 そして「カトウくんのおまけ」展では、東京造…

Believe 船橋編 14

東京造形大学で、2004年冬から始まった「カトウくんのおまけ」レプリカ制作。 学生たちには、あらかじめ書籍「カトウくんのおまけ」を配布して、読んでもらった。春日教授と相談の結果、制作するレプリカを決定。グループごとに1体を制作する。4年生のリーダ…

Believe 船橋編 13

2003年12月。 「カトウくんのおまけ」出版後は、書店営業や次の企画立案で外出続きだった。月に1冊出版するのが精一杯の弱小出版社。当初の出版部3人に加えて新しく1人追加、4人体制で出版部を回していた。 事務所は神保町から本社秋葉原に移転。なかなか落…

Believe 船橋編 12

カトウくんのおまけ 玩具デザイナー 加藤裕三の世界 吉田 光夫著 タイトル決定、発行日は7月下旬。 そして、有馬玩具博物館のオープンに合わせて、館内で販売することも決まった。私は最終校正作業とともに、書店営業、チラシ制作、博物館のオープニング準備…

Believe 船橋編 11

有馬へ。 LANAの闘病生活とともに、おもちゃデザイナー・加藤裕三の書籍企画も同時進行していたのだが、関西が拠点のために遅々として進まなかった。 2001年5月5日に他界した加藤氏の歩みを余すところなく伝えたいと思っていたので、執筆者の吉田光夫氏との…

Believe 船橋編⑩

2003年2月12日。 LANA永眠。推定 12歳。 LANAとの別れは唐突に突然やってきた。 その日まで、元気に食べていたのに。 そんな素ぶりをこれっぽっちも感じさせなかったのに。 静かな冬の夜、別れは突然やってきたのである。 LANAの大腸癌は、2002年11月の手術…

Believe 船橋編⑨

ねずみ先生の告白。 LANAの手術は、打つ手なしという結果に終わり、仕切り直し。 癌の腫瘍は切除できないほど肥大化していて、止む無く切開したお腹を閉じたのである。無念だったのは、私よりも森下動物病院の院長先生だ。 執念で突き止めたLANAの大腸癌と対…

Believe 船橋編⑧

手術の夜。 LANAが大腸癌であることが判明したのは、2002年11月初旬だった。 癌細胞を切除して腸を繋ぐ手術をすることになり、その日の夜が来た。 neocats.hatenablog.com 私は会社を早退して、夕方には自宅に到着した。 それから、夜8時30分には病院に着く…

Believe 船橋編⑦

2002年10月。 森下動物病院で診察を受けてから、LANAの病状は一進一退を繰り返していた。 北海道大学のLaboに検査の依頼をするなど、院長先生はあらゆる手段でLANAの病気を探っていた。 原因不明の嘔吐、さらには下痢をするようになってしまい、食欲も落ちて…

Believe 船橋編⑥

ゾウのマークの動物病院 船橋に住んでいた頃、猫たちと暮らして20年経っていた。 いろんな土地で、いろんな動物病院に通った。 ・TSUNを診てくれたダクダリ大橋病院 ・BOSSが大好きだったダクタリ大宮病院、そしてダクタリ久我山病院 ・LANAの複雑骨折を神業…

Believe 船橋編⑤

2度のセカンドオピニオン 元気いっぱいに走ったりジャンプしたり、いつも明るいLANAの表情に翳りが見えたのは2002年夏頃だった。 加藤裕三の書籍企画で、大阪へ行ったり来たりで忙しく、LANAの変化に気づいてあげられなかった。 LANAはすでに推定12歳になっ…

Believe 船橋編④

片道30キロの通勤。 船橋の家の最寄り駅は北習志野駅。会社は神保町だったが東西線竹橋駅の近くだったので、乗り換え無しで一本で通える便利な場所だった。 しかし! 片道30キロ、約50分のオートバイ通勤を私は頑なに続けた 修理でオーバーホールに出してい…

Believe 船橋編③

そして、大阪へ。 2002年6月頃から、私は加藤裕三のホームページをまとめていたウェブデザイナーのK氏に連絡を取り、何とか書籍企画が実現できないか相談をした。 そして、大阪でK氏とともに加藤氏の姉・Mさんも同席して話をすることになった 加藤氏の作品集…

Believe   船橋編②

2002年、夏。 「見返りにっぽん」の次回作を練っていた私は、一人の芸術家にアポを取ろうとしていた。おもちゃデザイナーの加藤裕三氏である。彼はグリコのおまけデザイナーとしても活躍していた大阪在住の芸術家で、私が業界紙の記者時代に取材した人物だっ…

Believe 船橋編①

いよいよ40代にむかって走り始めた私の人生の記録。 果たして二度目の頂点に辿り着けるのか? 私は2002年5月に東京・吉祥寺から、千葉県船橋市へと引越した。足立区でひとり暮らしをしていた母が病気で倒れたのがきっかけで、同居するためである。 自分が年…