I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

Believe ☆ Making of カトウくんのおまけ展⑤

造形大の広々とした木工室(凄すぎる!)

 

第5回
レプリカ製作開始! 造形大の木工室はスゴイぞ!

2004年2月23日 (東京造形大学 木工室にて)

 


いよいよ始まりました! 


朝から田中君と家田佳也さんで作業を開始。

私は午後3時に大学到着。まずは、校内のカフェでワークショップの打ち合わせ

家田さんとは今日初めて会う。ショートカットが良く似合う笑顔がステキな女性だ。

ビーフェイスで年よりずっと若く見えるが、自分の意見をテキパキと話す芯のしっかりした人だ。

 

田中君と家田さん


家田さんは学童やデイケアセンターで、おもちゃ作りを教えたり、一緒に遊んだりする活動を行っている。その経験から今回のワークショップに関して、様々なアイデアを出してくれた。最初に私が出したワークショップ案から、あっという間に想像力豊かな内容に膨らんでいく。

二人から次々と出されるアイデアを聞きながら、「針がね」ワークショップが無限大に広がる可能性を確信した。


さて、レプリカ製作の進行具合はいかに! 

 

初めて案内される木工室。ドキドキしながらドアを開けると…… 

高い天井の広々とした空間にあるわあるわ、機械がいっぱい(機械好きの私にとってはたまりません!)。

まるで工場のような風景に圧倒されながら、材料、工具、機械の説明を二人から聞く。


製作工程は、厚さ50ミリのスタイロフォーム(発泡スチロールより目が細かい建築材)を、各パーツに切り分け、胴体や頭などは数枚重ねて接着する。

その後、ジェッソモデリングペースト(パテのようなもの)を上から塗り、ヤスリで削って形を整える。表面を滑らかにした後、エアガンで塗装。各パーツを接着して完成だ。

 

土台となるスタイロフォーム

モデリングペーストとジェッソ



ところが、加藤裕三の設計図から微妙なカーブを表現するのはが難しいというのだ。

加藤の作品はそれぞれ設計図が残っているが、丸みのある可愛らしい造形は加藤が木を削り出してできたもの。

計算では出せない曲線なのである。しかし、加藤の作品は可愛らしい「丸み」が命だ。

そこで田中君と家田さんは、作品の写真をトレースして実寸の型紙を作ることを提案。

次回の作業までに家田さんが型紙を作ってくることになった。


さぁ、次回はどこまでできるのか? 

 

To be continued……