I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

Walking on thin ice

還暦ブログ☆総集編 Series 5 ②

2022年11月4日〜2023年10月26日まで、約1年に渡って連載した還暦ブログ。 各シリーズのリストを作って、過去記事を読みやすくしました。 Series 5 ② 1997-1999 Walking on thin ice 吉祥寺編 NewYorkから戻り、心機一転、別世界の職場で働き始め、徐々に回復…

還暦ブログ☆総集編 Series 5 ①

2022年11月4日〜2023年10月26日まで、約1年に渡って連載した還暦ブログ。 各シリーズのリストを作って、過去記事を読みやすくしました。 またPC版のサイドバーには、カテゴリ表記をしましたのでこちらからもアクセスできます。 Series 5 ① 1996-1997 Walking…

Walking on thin ice 吉祥寺編14 最終話

浜島 1999年8月。 私は沖縄・小浜島にいた。 6月から取材記者として単発の仕事を始めた私は、フリーランスというよりは、出版社に半分所属しながら1本ずつギャラをもらって生活していた。 時間は自由に使えるが締切厳守だから、無駄な動きはNG。そんな働き方…

Walking on thin ice 吉祥寺編13

R.I.P. Mitsuaka June 3rd 1995 - April 16th 1999 みつあか。 ごめんね。 もっと早く病院に連れて行けば…。 そのうち帰ってくるなんて言ってないで、探せばよかった。 見つけてあげられなくて、ごめんね。 せっかく生まれてきたのに。 こんなに早く逝ってし…

Walking on thin ice 吉祥寺編12

「みつあか、明日の朝一番で病院行こうね。それまでガマンできるよね…」 みつあかは、私の枕の上で横になったまま、静かに息をしていた。 私はみつあかのそばに顔を寄せて一緒に寝た。 みつあかは滅多に私と一緒に寝ることはなく、いつも一人でクローゼット…

Walking on thin ice 吉祥寺編11

出版の仕事に戻った頃、初代iMacを購入。髪はLennyのドラマー・Cindy Blackmanに影響された。LANAのドヤ顔も笑える😆 明けて1999年、冬。 私はカオスの中で生活することに嫌気がさしていた。そろそろ、まともな生活をしたいと思っていた。私ができる仕事といえ…

Walking on thin ice 吉祥寺編⑩

1998年11月29日、武道館。 私はLenny Kravitzのツアー3日間最終日に来ていた。3年ぶりの来日である。 1995年の「サーカス」ツアーの来日公演で初めてLennyのライブを見て以来、私はファンクラブに入会していた。 KISSのファンクラブのような派手さはなかった…

Walking on thin ice 吉祥寺編⑨

私がこのブログを使って文章を書き起こしているのは、これまでの人生を振り返り、とっ散らかっている記憶を整理整頓するためだ。心療内科に通っていた頃にアドバイスされたことを思い出し、幼少の頃からの記憶を辿り時系列に文章化している。そして、書き始…

Walking on thin ice 吉祥寺編⑧

1998年7月。 私は謎の外国人“J”と、吉祥寺駅前の定食屋に居た。 その日は「海の日」だというのに肌寒い日だった。 Jはイスラエル人、アクセサリーを路上で売る仕事をしていた。 吉祥寺駅前や井の頭公園など、当時はどこにでもそういう外国人が居たが今もいる…

Walking on thin ice 吉祥寺編⑦

部屋で一番高い場所、クローゼットの上で鎮座する‘みつあか’ 。いつも別の世界を眺めているような不思議な目をしていた… 1998年6月。 BOSSが居なくなって無気力になり、世界はモノクロで、家に帰れば泣いてばかり。 BOSSの存在があまりにも大きくて、私の心…

Walking on thin ice 吉祥寺編⑥

1998年5月15日 BOSS 永眠。 13歳11ヵ月 BOSSは 死んだふりをしたまま そのまま眠った。 U2のOneを聴きながら 眠ってしまった。 ***************************** One Written by Larry Mullen Jr, Adam Clayton, The Edge & Bono Is it getting better?Or do y…

Walking on thin ice 吉祥寺編⑤

BOSS、闘病生活。 1998年3月5日、東京ドームでのU2 POP MART tourの感動のあとは、またBOSSとの闘病生活、いつもの日常に戻った。 BOSSの容態は少しずつ悪化、春暖かくなってからは、ほとんど寝て過ごしていた。 この頃にはもう入院はさせていなかった。ダク…

Walking on thin ice 吉祥寺編④

BOSS、FIV発症。 TSUNは腎臓疾患が悪化したが、BOSSの場合はくしゃみと鼻水が止まらなくなる風邪の症状だった。口内炎ができたり、ご飯を食べるのが大変だったり。 しかし、なんとか投薬治療と点滴で悪化を遅らせることができた。 TSUNは若いこともあって、…

Walking on thin ice 吉祥寺編③

菊おじさん宅の塀に登るLANA 1997年4月。 私は吉祥寺のエステティックサロンで働き始めた。 もちろん全くの素人であるから、3ヵ月の研修から始まった。 毎日が勉強で、自分のことを考える隙間もないほど集中した。 日本に帰ってきてからエステティックサロン…

Walking on thin ice *INTERMISSION*

このブログは、私の人生を時系列にして記録しているものだ。シリーズに分けてまとめていて、タイトルは影響を受けた曲からもらって付けている。第5シリーズはLenny Kravitzの曲。 neocats.hatenablog.com 考えてみれば、まだ曲の紹介をしてなかったので、改…

Walking on thin ice NY編④

Christmas in 1996 Rockefeller Centerのクリスマスツリー死ぬまでに、一度は見たかったMと一緒に人混みに揉まれ、Shortcut! と叫んで私の手を掴んで走る…目の前に現れた巨大な光を纏ったクリスマスツリーこれが世界一のクリスマスツリーか…もう、死んでもい…

Walking on thin ice NY編③

冬のニューヨーク 1996年12月下旬。 3度目のJFK空港。 Mの迎えを待っている私は、彼が遅れてくることに慣れっこになっていた。 3度目の目的は何だったのか。 NYのクリスマスが見たかったのかもしれない。 Mのアパートメントにホームステイできたからかもし…

Walking on thin ice 吉祥寺編②

クローゼットの上に登るみつあか。とにかく高い場所が好きだった。 菊おじさんvs 猫たち 吉祥寺の生活は快適だった。 見渡す限りの畑と森林、隣は成蹊大学の広いグラウンド。 古い一軒家はプロパンガスで、旧式の風呂釜、和式トイレ。 サッシではない『すり…

Walking on thin ice 吉祥寺編①

中野坂上から吉祥寺へ。 え?大宮から中野坂上に引っ越したばかりじゃなかったっけ? まったく、青天の霹靂だ。 原因は、猫5匹である 中野坂上のワンルームマンションは狭かったが中庭が大きく、そこで猫たちを遊ばせるために引っ越したのだ。マンションを契…

Walking on thin ice 中野坂上編③

NYに1週間ほど滞在して日本に帰って来た私は、中野坂上のワンルームマンションを自宅兼事務所にして、ROCKバンドのプロデュースに着手した 雑誌記事のライターや、取材も単発で入れた。 同時にアルバイトも始めた。羽田空港の清掃スタッフ掃除屋さんね。 19…

Walking on thin ice NY編②

街を歩き倒す。 私が再びNYを訪れた理由…。 それは、ただひたすら居心地が良かったからかもしれない。 小学生の頃からBeatlesを聴き、中学生でKISS、Deep Purple、Queen…と、ROCKに傾倒し、歌うように話す英語が耳に心地よく、360°英語が聴こえてくるNYに引…

Walking on thin ice NY編①

JFK空港 (Wikipediaより) JFKの怪 1996年9月下旬、HISの格安航空券で、私はJFK空港に降り立った。2ヶ月前にKISSのリユニオンツアーで初めてNYを訪れ、この地に魅力された私は、再びここに来た。 neocats.hatenablog.com 到着ロビーで待ち合わせのはずのMの姿…

Walking on thin ice 中野坂上編②

1996年9月、Hと距離を置くために別居することを決めた。 猫5匹とともに、中野坂上のワンルームマンションに引っ越して間もない頃、あの悪夢が襲ったのである。 そう、二度のBOSS失踪である。 neocats.hatenablog.com neocats.hatenablog.com 引っ越し当初…

Walking on thin ice 中野坂上編①

中野坂上のマンションで久々のひとり暮らし(+猫)を満喫をする私 いよいよ人生中盤に入り、第5シリーズに突入! タイトルはLenny Kravitzの曲だ。 私はここから数年間、危ういThin iceを歩いていくことになる…。 1996年夏、結婚生活が破綻、再び人間1人+猫…