第5話:癒されない傷 / Annas Geheimnis
久々に🇦🇹ウィーン編REXに戻りました🙌
ミステリーチャンネルの放送はすでに終了して再放送待ちの状態だけど、なんていうかリアルタイムで感想を書かないと、今ひとつノリが悪い。感動が薄れてしまうっていうか。早く再放送をしてほしいな〜。
今のところ、8月までの番組表を見ても予定がないので、9月以降に期待ですね。
一方、🇨🇦版セントジョンズREXは、毎週土曜日17時から連続放送中。
8月中旬にシーズン4に入るので、こちらのレビューはタイミングよくアップできそうな感じです〜。
さて今回のエピソードは、🇦🇹ウィーン編REXシーズン1第14話「レックス誘拐」以来のシリアスな展開。REXのキュートシーンやモーザーとのドタバタシーンもない。
冒頭、モーザーの家でヘララーとREXがボール遊びの末、ガラスを割ってしまうシーン以外は、終始シリアスな場面が続く。重苦しい雰囲気。
事件の内容は、2011年のレビューを参考にしていただきたい。
今回は、刑事モーザーをフィーチャーしたストーリー。
一人の少女が殺害され、そこに隠された真実を突き止めたモーザーの執念。
少女の母の苦しみを察知するREXの行動と、モーザーの深い洞察力からたどり着いた真実とは…。
今回は、REXお得意のアクション技は控えめだったが、ストーリー前半、容疑者として浮かんだ少女のボーイフレンドを追跡するシーンは美しかった。
少女とボーイフレンドが働いていたのは、生花を栽培している場所でビニールハウスではたくさんの鉢植えの花々が並ぶ。その中を逃げる容疑者を追跡するREXだ。
鉢植えの花を蹴散らしながら走るのを見てて、花がかわいそうって思っちゃったけど、絵的には素晴らしく美しかったね〜。
しかし、容疑者・少女のボーイフレンドからは自供を得られず、頑なに否定する。
モーザーは真犯人を見つけるべく少女の遺品の一つ、幼少時代を記録した8mmフィルムを何度も何度も見直すのだ。
そして、少女の一瞬の表情を捉えた一コマに、すべての答えがあると確信した。
その答えを携えて、少女の母に会いに行くが、母の心はすでに決まっていた。
すべてを胸にしまって、自ら命を断つこと。
そしてラストシーン。
少女の母を車で尾行するモーザーとREXは、一瞬、母の車を見失う。
道路に乗り捨てられた車を発見、その先の歩道橋の上には、少女の母が欄干に登っているところだったのだ。
レックス、行け!
モーザーはREXに託したんだよね。
心を開いてくれない少女の母を説得できるのは、REXしかいない。
ここは名シーンです。
YouTubeで見てね。
犯人は少女の父親だったのだ。
幼少の頃から少女に性的虐待を繰り返してきた父親は検察官。
その影響で心を病む少女は精神科に通い、その医師の勧めで「児童虐待」をテーマにしたTV番組に出演することを知った父親は、少女をヘロイン中毒に見せかけ殺害。
自分の地位と名誉を守るために自分の娘を殺害した人間のクズである。
犯人逮捕に至っても、少女の命は戻らない。
歴代REXドラマでは数少ない重いテーマのエピソードだった😔
さて次回エピソードも名場面が登場します!
さらに犯人役にはオスカー俳優の怪演ぶり必見よ!