I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

海外ドラマレビュー☆シェパード犬刑事REX #61-01

 

Kommissar Rex ☆ Season 1


ウィーン警察シェパード犬刑事 
Episode 14☆Schusse auf Rex (レックス誘拐) シーズン1最終話  2023/12/20放送

 

 

とうとうこの日が来てしまった🥲🥲🥲寂し過ぎる。
11月、ミステリーチャンネルでシーズン1が放送されることを知って狂喜乱舞したが、その先の放送予定がないことに落胆し、それだけにこの日が来るのが寂しくてたまらなかった。
もちろん録画はしているが、録画機能に気づいたのが遅く全エピソード録画できていない。できれば再放送をしてほしいです😅

 

さて、2011年当時のブログには、どんな感想を書いていたのかチェックしてみると、案外あっさりしてて、その代わりにランキング発表でくどくど書いてた😆
このエピソードは、REXシーズン1~3 ランキングで、堂々第1位に輝いたエピソードだったのだ。

 

neocats.hatenablog.com

 

しかし、以下のような注釈を入れている。

第1話の刑事犬誕生と、モーザー殉職のエピソードはランキングに入れていない。
これら2エピソードは、本国(ドイツ/オーストリア)の初放送では、TVムービー90分枠で放送されているため扱いがまったく別物であり、言うまでもなくREXとモーザーの出会いと別れを描いた、特別なストーリー。他と比較できない別格扱いである。
そのため、この2エピソードはランキング除外、「永世」の称号を与えることにした。

ということで、この2エピソードを除いての1位である。

このエピソードは傑作中の傑作だ
最終回に相応しく、シュトッキー、ヘララー、二人の刑事も主役級の出番。

 

左から、シュトッキー、REX、ヘララー


そして、REXの命と引き替えに、極悪人の要求をのむモーザーの苦しみ。
REX救出のためにウィーン警察殺人課の面々が必死の捜査を開始する。

 

冒頭のお約束シーンも、これまた超弩級の面白さ
以前も紹介したが、REXのテレビ釘付けシーンである。
もう一度ご覧ください🤣

 


www.youtube.com

 

実は、この番組に出てくるパンダやお猿の吹き替えの声は、ヘララーとシーズン3で登場のクリスチャンの声ってどこかで見た。

声をよく聞いてみると、あ、ほんとだ!ってわかるよ。
しかし、モーザーとREX、親子みたいよね。
テレビばっかり見てないで、手伝いなさい!って🤣🤣🤣
家事の手伝いは嫌だけど、仕事は大好き! 
事件発生の電話に、モーザーとREXは嬉しそうに出かけるのね。

 

そして、駅に潜伏中の犯人を追い詰めるのだ。
逃げる犯人を追うREX!
これまた、華麗な走りだったよね〜。
荷物を長々と連結させたトロッコみたいな上をジャンプしながら追いかける。

映像デザインも美しく、記憶に残るシーンだった。

しかし逮捕したロシア人の背後にはさらに極悪人がいたのである。
犯人を有罪にするための証言をするモーザーの口を封じるため、REX誘拐を企てる…

 

誘拐される朝の風景が非常に美しい。


早朝のウィーンの街角。


伸びをしながらアパートの入り口から出てくるREX。

朝日が眩しい。


いつものように焼きたてのヴルストゼンメルを買うため、嬉しそうに走るREXの姿。
袋に入ったヴルストゼンメルをくわえて、軽快に走るREX。


REXの目線で街の様子が揺れながら映る。
そう、いつもの普通の風景、でもこれが最高にHappyな毎日なんだ。
モーザーと一緒に暮らすこと、ただ一緒に暮らす幸せ…。

しかし、その幸せが一瞬にして壊される。


アパートの入り口に入ったREXは、いつもと違う匂いを嗅ぎつける。

異変を感じ立ち止まる。


待ち伏せしていた誘拐犯がゆっくりと現れ、REXに銃弾一発。


もがきながら、力なく倒れるREX…。

この一連のシーン、YouTubeでご覧ください!
REX演じるBJ君の迫真の演技! 素晴らしいとしか表現できない。
胸が苦しくなりそうなくらい、リアルです。

 


www.youtube.com

 

そして…
モーザーに電話が。
REXの命と引き換えに、証言の撤回要求だ。

放心状態になるモーザー。
刑事としての責任の重圧に押しつぶされながらも、REXの命を選ぶ。
モーザーの心の動きが秀逸だ。
冒頭の掃除の場面からわがままになってきたREXを叱り、でも仕事は完璧なREXを誇らしく思う。
焼きたてのヴルストゼンメルを買いに走ることもできて、オフィスではおもちゃで遊ぶ。
いつもの普通の出来事が、一瞬で消え去ろうとしている。

 

 

シュトッキーが、審問会の内容を確認している時、REXのおもちゃを思わず踏んでしまう。チューっと鳴るおもちゃに、ハッとするモーザー。
このおもちゃは、ほんの昨日までREXがチューチュー鳴らして遊んでいたのだ。
第13話「ウィーンの地下水路」で、この場面が出てくる。


電話をかけようとしているモーザーが、おもちゃで遊ぶREXにうるさいから静かにしろ、と言ってるのに、それでもチューチューと噛んでいるREXを、愛おしそうに眺めるモーザーだ。

そのおもちゃで遊ぶREXは、もう、ここには居ない。

この喪失感。
なんという深い悲しみ。
モーザーの瞳のブルーが悲しくて…..

 

審問会に向かうモーザーの足取りは重く、REXが無事である証の電話を待つ。
そして、携帯電話の着信音…。
REXは無事なのか?


To be continued……