I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

☆Cats and Dogs #30 GO forward as ONE ②

 

さて、4月26日発売ラグビー流 人財成長」(日経BPムック)を入手するまでの顛末をくどくど書いたが、肝心の本の感想です👍

 

 

このMook本は、スポーツとしてのラグビーというより、もっと間口の広いテーマで構成されたインタビュー集だ。有名選手だけではなく、さまざまな形でラグビーに携わる人たちが登場し、それぞれの立場で語る。ラグビーというスポーツが人生全てに通じるというのである。

 

パブロ・マテーラさんは三重ホンダヒートに入団後、三重県ラグビー育成に力を入れている

東芝ブレイブルーパスのリッチー・モウンガさんには前回の秩父宮のファミリーロードで会えた!

 

東京サントリーサンゴリアスのコルビさんと尾崎(兄)さん


選手にはそれぞれの役割があり、彼らを支える人々にも役割があり、双方が支え合ってようやく一つのチームになる。そこには現代に通じる多様性が存在しているという。

スター選手が一人いても決して勝利を手にすることはできない。

全てが好循環してこそ、初めて勝利が見えてくる。

 

トヨタヴェルブリッツのアーロンとボーデン、二人のチームワークは素晴らしい

 

 

ここに登場する人々のインタビューを読んで気づいたことがある。

 

チームワークの大切さ。

私は、チームワークの経験が希薄だったと気づいた。

常に一人で決断し、相手の存在が希薄、利他と利己の両立などということに無頓着だった。

 

これは悲しむべきことだろうか?

いや、だからこそ、

今、ラグビーと出会ったのではないか?

そう思えてならない。

 

ラグビーファンなんて、私の性格から考えれば不可思議だ。

スポーツは見るより実践、見てるだけなんてつまらない…。

そんな私がラグビーに魅せられた理由。

それは、今まで希薄だったチームワークの輝きだったのではないか?

そして、目の前て展開するチームワークを目の当たりにすることで、たくさんの気づきを得るためでは? この本を読みながら、そんなことに気づいた次第だ。

 

あまりにも多くのことが欠落している私にとって、ラグビー観戦は新しい発見の場である。

先日の東芝ブレイブルーパスサンゴリアス戦で、私の席の周りは東芝のファンばかり。

私はひとり黄色のサンゴリアスのシャツを着て小さくなっていた。

東芝優勢で進む試合展開に、どんどん気分は落ち込む。

すると、隣の東芝ファンの女性二人が、楽しげに私に声をかけてくれた。

あまりに落ち込んでいる私のオーラが暗くてたまらなくなったのかもね🤣

それからは気分も高揚し、お互いにチームを応援しながら笑い合った。

なんてことはない話かもしれない。

しかし、独り慣れしてきた私にとって、見ず知らずの対戦相手のファンと笑い合えることの驚き。そして、ラグビーを通じて何かを吸収していく経験が心地いい。

 

レフリーの古瀬さんの経歴は興味深い

 

まだ全てを読んではいないが、このMook本には興味深い有名な選手のインタビューやレフリーや通訳の方、多種多様な人々が登場する。

なかでも、埼玉パナソニックワイルドナイツ/ロビー・ディーンズ監督が語った言葉に心が揺れた。

 

「……そこまでチームがともにシーズンを歩んだ経験に価値があります。思い出、友情、人間関係は記憶として残ります。トロフィーはものに過ぎず、それ自体に価値はありません。チームに関わるみんなの記憶に残ったものが大切で、すべての体験に意義があります。このように、ラグビーから学べることには際限がありません。いわば、人生そのものだと思います」

 

興味のある方は、ぜひ読んでみてください。