I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

Walking on thin ice NY編②

 

 

 

街を歩き倒す。

 

私が再びNYを訪れた理由…。

それは、ただひたすら居心地が良かったからかもしれない。

小学生の頃からBeatlesを聴き、中学生でKISS、Deep PurpleQueen…と、ROCKに傾倒し、歌うように話す英語が耳に心地よく、360°英語が聴こえてくるNYに引き摺り込まれてしまった。

 

今、冷静に考えてみても確たる理由はこれしか導き出せない。

Hとの別居が原因かと言えば、そうかもしれない。しかし、それもこれも初めてNYを歩いた時に考えていたことだから、直接の原因ではない。

 

NYで撮影した写真がどこかに入り込んでしまって見つからなかったが、ネガだけが出てきた。NegaviewProというアプリを使って確認してみると、街の風景の美しさに気づく。意図的にデザインされたことがわかるのだ。NYはデザインされた街である。

どこを歩いても、美しい。

夜の街は危険なだけに出歩けなかったが、明るいうちはいろいろなところへ行って写真を撮った。ずいぶん撮ったはずだが、今回出てきたのは、その一部だ。

 

美術館は、The museum of modern art (MoMA)、Whitney Museum of American Art(ホイットニー美術館)、Solomon R. Guggenheim Museum(グッゲンハイム美術館)、The Metropolitan Museum of Art(メトロポリタン美術館)に行った。

おそらく、全て2回以上通ったはずだ。1日では回りきれないからだ。

 

 

そして、セントラルパーク、ワシントンスクエア、ダコタハウスも見てきた。NY中央郵便局の階段に座って、MSGを眺めながら行き交うイエローキャブの広告を眺めたりした。

そんな些細なことを思い起こさせるネガフィルム。これらはFUJIFILMのデータ化サービスに依頼して、出来上がったらのんびり眺めて思い出そう。

 

さて。

MoMAで観たモネの「睡蓮」。

まったくこの絵のダイナミックさには、恐れ入る。

とてつもなく大きいキャンバスが3枚並んで展示され、その部屋にはモネの睡蓮しか展示されていない。部屋の中央にベンチがあり、そこに腰掛けて鑑賞するのだ。

Web版美術手帳より




何でこんなに大きいんだろう。

池を等身大で描いたってことか。

何年かけて描いたんだろうか。

 

………..しかし

 

なんで、こういうことになったのか?

あんなに好きだったのに。

元には戻れないよね、もう。

私の心は、もう離れてしまった…。

 

モネの睡蓮を見ながら、私はベンチに座り続けていた。

モネの睡蓮は、私に訴えかけてくるから。

私は、間違っていた、と。

結婚をしたことが、間違いだったんだと。

 

モネの睡蓮に囲まれて、私は自問自答を繰り返した…。

 

To be continued.....