久々のコラム☆Memories。
NY滞在中によく聴いたAlice In Chainsの話。
KISSARMYで知り合ったMが彼らのファンで、私も聴くようになった。
グランジとか、オルタナティブロックっていうジャンル。シンプルなハードロックとは違ってて。NYとセットの思い出が、このバンドなんだよね。
ヴォーカルのレイン・ステイリーは、2002年にODで亡くなり、ステイリーが亡くなる直前まで一緒にいた元ベーシストのマイクも2011年に亡くなった。
彼らの1996年のMTVアンプラグドのビデオは日本に帰って来てからNY を懐かしんでよく観たが、結局、ステイリーはあの後も復活できなかった。
痛々しい姿のステイリーを見ていると、なぜかNYをあてもなくぶらぶらと歩き続けていた私と重なって、愛おしい。
ステイリーの唯一無二の歌声は、あの乾いた冬のNYの空を思い出させるんだよね。
日本で聴いても、あんまりピンと来ない。
その土地で生まれた芸術は、生まれた土地で体感するべき、そんなことを思うようになった。