私の海外旅行経験は、今考えると不思議だ。
あまりにも計画性がない。
初めてのケニア旅行に関してだけは、20代の頃から行きたかった場所だけに、計画をしたには違いないが、それにしてもHとの新婚旅行だったから、ほとんどの準備はHがしてくれた。
NYに至っては、近畿ツーリストのKISSリユニオンツアーがあったから、行っただけで、これがもしロンドンやパリだったら、そこに行ってたはずだ。あくまでKISSを見に行く旅だった。ま、それがきっかけで、NYにハマったのだが。
そして、今回のカナダ・バンクーバーへの旅は、全くと言っていいほど計画性がなく、いきなり行ってしまった無計画な旅。
当時のフライトチケットって、すごく安かった記憶があるんだよね。
私が何度もNYへ行けたのも、格安チケットがあったからだと思う。
今は、随分高くなってしまったな…。
2000年4月。私の無計画なバンクーバーへの旅のきっかけは、友人Uがバンクーバーに住んでいたことだ。
どんな話で、こういうことになったのかは、はっきり記憶に残っていないのだが、とにかく、バンクーバーに遊びに行こうと決めたのである。
それに加えて、私は飛行機が好きなのだ。
高所恐怖症なのに、飛行機は大丈夫なのである。
足元が封鎖されていれば大丈夫。
螺旋階段みたいな、足元が透けて見えるのがダメなわけだ。
友人Uは、バンクーバーの回転寿司屋でバイトをしていて、韓国人の学生とルームシェアのアパートメントに住んでいた。私は、そこに宿泊させてもらいながら、一人ぶらぶらとバンクーバーの街を観光したのである。
5日間くらいの滞在だったと思うが、のんびりとした街で、NYを歩くときの緊張感は全くなかった。
人も街ものんびりしていて、田舎に遊びに来たような感覚。
いい街だったな。
例のごとく、写真が半分しか見つからない。
あと半分はネガが残ってるだけ。
今日は、紙焼きで残っている写真とともに記憶を辿ろう。
まず、バンクーバー旅行で一番のお気に入りだったのが、ここ。
猫グッズに特化したスーベニアショップ。
冒頭の写真が、このお店のオーナーの一人。
お店の名前がいいじゃないか!
CALICO CAT
とにかく店中、猫グッズで溢れている!
しかも、三毛猫ちゃんと黒猫ちゃんが、店の中でゴロゴロしているのである!
二人で経営しているというこの店は、猫好きの二人の趣味の店のようで、お店にいるだけで癒される空間だった。
今でもあるのかな。
GAS TOWNという観光名所に、蒸気時計という珍しい時計台がある。
道は石畳で、風流な通りだ。
ネガを確認すると、その辺りの写真は撮っていて、1枚だけ紙焼きがあった。
写真中央の奥に見えるのが蒸気時計の時計台だ。
たぶん、この一角にあったはずなんだよね。
私はこのお店で、ぬいぐるみや、時計や、猫のおもちゃ、カード、紙ナフキンやら、とにかく、あらゆる猫雑貨を買った。
それなのに情報らしきものが残ってなくて、詰めが甘いなー。
今だったらiPhoneで撮影しておけば場所情報もわかるのに、当時のカメラじゃそうもいかないんだよね。なんとなく、街の中心街だったことは覚えてるんだけど。
ま、今日はこの懐かしくも愛おしいCALICO CATというお店の思い出を綴ってみた。
To be continued....