UBC Museum of Anthropology (人類学博物館)
ブラっと友人Uが住むバンクーバーに旅した記憶第2弾。
今回は、ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)内にあるMuseum of Anthropologyに行った話。友人Uのバイトが休みの日に案内してもらった。
なかなか素晴らしい博物館だった。
まず、建物がすごい。カナダ人建築家アーサー・エリクソン設計とのこと。
この建築物は、映画で見た記憶があった。リチャード・ギア主演の1994年の映画「わかれ路」で、バンクーバーにすむリチャード演じる建築家の作品が、この博物館として登場する。結構な重要度として登場したので、映画の内容はどうでも良かったのだが、記憶に残った博物館だったのだ。
それだけに、非常に感動して、たくさん写真を撮ったはずなのに、例のごとくネガも見つかっていない。中途半端に何枚かあったネガをとりあえずNegaviewProで確認。
こんな感じだったよ。
それと博物館入口に、なぜか「ピカチュウ」のフィギュアが仰々しくガラスケースに入れられて展示されているのが不思議且つ笑えて、これも写真撮ってるはずなのになー。どこいったんだろう。
ま、23年前のことだから、仕方ない。
その間に何度も引っ越しをしているし。NYの写真と共に、データ化終わったら、まとめてアップしよう。
この博物館は、現在リニューアル中で閉館中だが、オープンしたらまた行ってみたい場所の一つだ。
1949年設立で、トーテムポールの展示や地元の先住民族によるアートなど、約53万5000点に及ぶ民族学・考古学的収蔵物を誇る。多くはブリティッシュ・コロンビア州の北西部沿岸地域から集められたものとのこと。
私はそれほど多くの美術館や博物館に行ってはいないが、毎回、日本の博物館と比べてしまうのは、日本人は芸術やアートに対する感覚が希薄のような気がするからだ。
いや日本人が、ではなく、明治以降の日本が、と言うことだ。
江戸時代の日本文化は、世界に誇る芸術や芸術家が存在していたではないか。
それが、今はどうだ。
博物館にしても美術館にしても、文化を守るために、国が援助しているか?
大いに疑問だ。
少し前のニュースで、東京国立博物館が『光熱費不足分を昨年秋の補正予算に盛り込んで欲しいと文化庁に要望し、文化庁から財務省に折衝してもらったが、残念ながらゼロ査定』と言うニュースを知った時、この国はもうダメだなと思った。
くだらない利権だけのオリンピック開催の予算に4兆円も無駄に使っておきながら、国宝を守るための光熱費追加予算2.5億円を渋る。
現政府はバカとしか言いようがない。
若干、話がズレたが、UBC Museum of Anthropologyの記憶から、日本の未来について憂慮してしまったのだった…。
To be continued…