I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

吉祥寺編

Believe 船橋編⑧

手術の夜。 LANAが大腸癌であることが判明したのは、2002年11月初旬だった。 癌細胞を切除して腸を繋ぐ手術をすることになり、その日の夜が来た。 neocats.hatenablog.com 私は会社を早退して、夕方には自宅に到着した。 それから、夜8時30分には病院に着く…

Faraway, so close 吉祥寺編④

2001年4月から出版部がスタートしたと同時に、私はもう一つ新しいことを始めた。 オートバイである。 22歳の時に自動二輪中型免許を取得し、しばらくはSUZUKI GSX250Eに乗っていたが、その後YAMAHAのオフロードバイクの中古車に乗り換えたはいいが、キックで…

Faraway, so close 吉祥寺編③

初夏の日、日向ぼっこするLANA 吉祥寺編に戻ってきたね 猫たちは、お嬢DON、LANA、みつ子の3匹になってしまったが、DONを中心に平和に暮らしていた。相変わらず、みつ子のLANAイジメは続いていたが、知恵者LANAのすばしっこさには勝てず、DONの一喝で収まる…

Faraway, so close 吉祥寺編②

みつ子、大量出血! これは、猫と一緒に暮らして15年以上過ぎた頃の出来事である。私はこれまで6匹の猫たち、LANAの赤ちゃんも入れると9匹の猫たちと暮らしてきた。しかし、いつでも困惑するのがケガや病気の時だ。彼らは、どこが痛いのか具合が悪いのか、具…

Walking on thin ice 吉祥寺編14 最終話

浜島 1999年8月。 私は沖縄・小浜島にいた。 6月から取材記者として単発の仕事を始めた私は、フリーランスというよりは、出版社に半分所属しながら1本ずつギャラをもらって生活していた。 時間は自由に使えるが締切厳守だから、無駄な動きはNG。そんな働き方…

Walking on thin ice 吉祥寺編13

R.I.P. Mitsuaka June 3rd 1995 - April 16th 1999 みつあか。 ごめんね。 もっと早く病院に連れて行けば…。 そのうち帰ってくるなんて言ってないで、探せばよかった。 見つけてあげられなくて、ごめんね。 せっかく生まれてきたのに。 こんなに早く逝ってし…

Walking on thin ice 吉祥寺編12

「みつあか、明日の朝一番で病院行こうね。それまでガマンできるよね…」 みつあかは、私の枕の上で横になったまま、静かに息をしていた。 私はみつあかのそばに顔を寄せて一緒に寝た。 みつあかは滅多に私と一緒に寝ることはなく、いつも一人でクローゼット…

Walking on thin ice 吉祥寺編⑩

1998年11月29日、武道館。 私はLenny Kravitzのツアー3日間最終日に来ていた。3年ぶりの来日である。 1995年の「サーカス」ツアーの来日公演で初めてLennyのライブを見て以来、私はファンクラブに入会していた。 KISSのファンクラブのような派手さはなかった…

Walking on thin ice 吉祥寺編⑨

私がこのブログを使って文章を書き起こしているのは、これまでの人生を振り返り、とっ散らかっている記憶を整理整頓するためだ。心療内科に通っていた頃にアドバイスされたことを思い出し、幼少の頃からの記憶を辿り時系列に文章化している。そして、書き始…

Walking on thin ice 吉祥寺編⑧

1998年7月。 私は謎の外国人“J”と、吉祥寺駅前の定食屋に居た。 その日は「海の日」だというのに肌寒い日だった。 Jはイスラエル人、アクセサリーを路上で売る仕事をしていた。 吉祥寺駅前や井の頭公園など、当時はどこにでもそういう外国人が居たが今もいる…

Walking on thin ice 吉祥寺編⑦

部屋で一番高い場所、クローゼットの上で鎮座する‘みつあか’ 。いつも別の世界を眺めているような不思議な目をしていた… 1998年6月。 BOSSが居なくなって無気力になり、世界はモノクロで、家に帰れば泣いてばかり。 BOSSの存在があまりにも大きくて、私の心…

Walking on thin ice 吉祥寺編⑥

1998年5月15日 BOSS 永眠。 13歳11ヵ月 BOSSは 死んだふりをしたまま そのまま眠った。 U2のOneを聴きながら 眠ってしまった。 ***************************** One Written by Larry Mullen Jr, Adam Clayton, The Edge & Bono Is it getting better?Or do y…

Walking on thin ice 吉祥寺編⑤

BOSS、闘病生活。 1998年3月5日、東京ドームでのU2 POP MART tourの感動のあとは、またBOSSとの闘病生活、いつもの日常に戻った。 BOSSの容態は少しずつ悪化、春暖かくなってからは、ほとんど寝て過ごしていた。 この頃にはもう入院はさせていなかった。ダク…

Walking on thin ice 吉祥寺編④

BOSS、FIV発症。 TSUNは腎臓疾患が悪化したが、BOSSの場合はくしゃみと鼻水が止まらなくなる風邪の症状だった。口内炎ができたり、ご飯を食べるのが大変だったり。 しかし、なんとか投薬治療と点滴で悪化を遅らせることができた。 TSUNは若いこともあって、…

Walking on thin ice 吉祥寺編③

菊おじさん宅の塀に登るLANA 1997年4月。 私は吉祥寺のエステティックサロンで働き始めた。 もちろん全くの素人であるから、3ヵ月の研修から始まった。 毎日が勉強で、自分のことを考える隙間もないほど集中した。 日本に帰ってきてからエステティックサロン…

Walking on thin ice 吉祥寺編②

クローゼットの上に登るみつあか。とにかく高い場所が好きだった。 菊おじさんvs 猫たち 吉祥寺の生活は快適だった。 見渡す限りの畑と森林、隣は成蹊大学の広いグラウンド。 古い一軒家はプロパンガスで、旧式の風呂釜、和式トイレ。 サッシではない『すり…

Walking on thin ice 吉祥寺編①

中野坂上から吉祥寺へ。 え?大宮から中野坂上に引っ越したばかりじゃなかったっけ? まったく、青天の霹靂だ。 原因は、猫5匹である 中野坂上のワンルームマンションは狭かったが中庭が大きく、そこで猫たちを遊ばせるために引っ越したのだ。マンションを契…