I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

Walking on thin ice 吉祥寺編①

 

中野坂上から吉祥寺へ。

え?大宮から中野坂上に引っ越したばかりじゃなかったっけ?


まったく、青天の霹靂だ。

原因は、猫5匹である😭😭😭


中野坂上ワンルームマンションは狭かったが中庭が大きく、そこで猫たちを遊ばせるために引っ越したのだ。マンションを契約する時、ペット可の物件だったから決めたのである。屁理屈かもしれないが、ペットの種類も頭数の制限も書いてなかった。


しかし、一人の悪意ある人間によって、私たちは追い出される羽目になったのだ。


マンションの住人たちは、皆、うちの子たちを可愛がってくれていた。

ドアを開けるとそのまま1階までの長い階段が繋がっていて、そこで5匹が1段ずつお座りして、階段を登り降りする住人たちが、可愛い💕となでてくれたりして、お互いに癒されていた。BOSSは、隣の事務所に遊びに行って“野郎ども”と過ごしていた。

 

neocats.hatenablog.com

 

うちの猫たちは皆、トイレのしつけもできているし、外でするはずもない。

大家さんから、苦情が入ったこともないし、むしろ懇意にしてくれていた。


じゃ、誰が?


マンションの掃除のおばさんである!


えー?何それ!


大家さんが言うには…。

「私もね、動物は好きだから猫と一緒に住んでてもいいと思ったのよ。でもね、あの方が(掃除のおばさん)猫が大っ嫌いで、『5匹もいるんですよ!』って怒鳴り込んできたものだから、どうしようもなくてね。1匹だったら、なんとか説得したけど、5匹じゃね…」

はっきり言って、大家さんより立場が上の掃除のおばさんって、何!


しかし、親切な大家さんに抗議することもできず、私は仕方なく引っ越すことにした。今度は最初からきっちり猫5匹オッケーの家を探そう。


そして見つけたのが吉祥寺の一軒家だ。

築30年、古い木造の平屋。そろそろ解体するかもしれないので、改築でもなんでも好きに使ってもいい、と言われた。猫5匹だろうが、犬10匹だろうが迷惑かけなければオッケー、という😲

部屋は二つ、キッチンとお風呂、トイレは和式だったけど別に問題なし!

縁側があって、ちょっと風流な一軒家。

大家さんはここ一帯の大地主で、周囲は見渡す限り畑。

えー?ここ東京?って思うほどの田園風景。


私は速攻契約。

1996年11月下旬、私と猫5匹は吉祥寺に引っ越してきたのである!

吉祥寺駅までは徒歩25分はかかるが、中野坂上で知り合った商店街のおばちゃんに赤いママチャリをもらったのだ。チャリで行けば駅まで10分。

駅前はなんでも揃ってるし、住み心地は抜群だ。

住みたい街ナンバーワンの吉祥寺に、こんな古い一軒家があるとは思ってもいなかった。


襖で仕切られた部屋をぶち抜いて一部屋にすると、広々としたワンルームになる。猫たちも思う存分飛んだり跳ねたりできる。さらに縁側は陽当たりが良く、猫のお昼寝にはうってつけ。ゴロゴロと縁側で日向ぼっこができるのだ。

お洒落な中野坂上のマンションもすてきだったが、吉祥寺の一軒家もなかなか良い!

 

ベッドの上に5匹が寝る。どこにいるかわかる?




私は引っ越しの挨拶では、猫3匹と言った🤣

5匹みんなが一斉に外に出ることもないので、白猫BOSS、サビ猫Lana、三毛猫はDON、みつ子、みつあかを一括りにして三毛猫1匹、合計3匹飼ってます、と言って回った。

 

ところが、すぐ隣に住んでいた頑固そうなYさんは、猫と聞いて眉間に皺を寄せた。


「うちはね、見ればわかると思うけど、菊の栽培をやってるんですよ。猫が植木にいたずらしたり、オシッコかけたりしたら、台無しになってしまう。外には出さないようにしてもらいたいんだけどね」


「はい…、気をつけます…」


不動産屋に聞くと、Yさんは有名な菊職人で、毎年、菊の展覧会で賞をもらうほどの名人だというのだ。


これは問題だ…。外に出すなって言われても…。

最初はおとなしくしておこう。


こうして、私と猫5匹、吉祥寺の古い一軒家での生活が始まったのである…。

 


To be continued....