カトウくんのおまけ展で展示する特大レプリカ制作は、東京造形大学の春日明夫教授の「遊具・玩具ゼミナール」の学生たちの手によって完璧に制作され、2004年5月に有隣堂ギャラリーで開催された「カトウくんのおまけ 加藤裕三の世界展」で、圧倒的な存在感を放ったのである。
しかし!
肝心要の会場の写真が見つからない!
なんという失態😭😭😭
もしかしたら20年前に使用していたiMacが壊れてしまって、消滅したのかもしれない😮💨
当時のフライヤーデータは見つけたものの、古いバージョンのイラレで作成されていたので、CS6で保存し直したのに、今回のiMacが壊れたことで消滅した😿
一部、会社のiMacで復活、今回のメイキング連載をしたが、それでも中途半端さは歪めない。
*現在、新しいiMacが届くのを待っている状態。来週には届くので、またここで報告したいね〜。久々の新品Macなので嬉しい😍😍😍
同型のものは昨年、一足先に会社で購入して、毎日触っているので慣れてはいるのだが、このiMac特有の機能をまったく使っていない状態。スピーカーがなかなかいいらしいので、それも期待大だ。ちなみに、会社のiMacはオレンジ、うちのはピンクを注文した次第*
さて、Believe 船橋編14のストーリーの続きは、作品展会場内でのワークショップ開催の話だったね。
加藤裕三が残した仕事のひとつに「モノづくり絵本 はりがねでらくがき」(フェリシモ)という企画があった。
そこからヒントを得て、研究生たちがワークショップとして再現しようという話になったのである。
「カトウくんのおまけ」の中でも紹介した、絵本「はりがねでらくがき」の巻頭に掲載されている加藤裕三のメッセージをここで紹介したい。
私は自分のことを「いまだにおとなになりきれないおとなかな」と思うことがあります。でも本当は、こどもが成長しておとなになるなんてことは、信じていないのかもしれません。おとなはおとな、こどもはこども。
私はこのプログラムを企画するときに、自分の真ん中にあるこどもに向かい合ってみようと思いました。そして、未完成なこどもから完成されたおとなへ、というプロセスは、ひとまず忘れてみようと思ったのです。
こどもと、アートと、遊びをうまく結びつけて、私たちおとなが一緒に楽しむ過程で、教育と言う概念を持ち込んではダメだなと思うのです。アートはこどもと遊びの間で邪魔することなく、橋や、道路や、船や、飛行機の役割を果たしてくれたら良いと考えます。
私のプログラムはこどもをどこかへ連れて行ったり、何かに閉じ込めたりはしません。こどもが初めから持っている心の世界へ一緒にたどり着いてそこで何が面白いものを簡単に作ってしまうことが目的なのです。
こどもが自分自身の心の中にある豊かさを掘り起こし、新しい発見が出来るようなことを提案したいと思っています。
まず教材はどこにでもある細い針金です。針金だけです。針金で遊び、みんなで愉快になるための作戦は万全です。針金を曲げる気持ちよさはどんどん伝染していきます。
針金とラジオペンチを両手に、いざ!
加藤裕三の思いが、学生たちに伝わり、それをワークショップで子どもたちに伝えていく。
まさに、伝染していく、という言葉がぴったりの現象が、このイベントで起きたのだった。
To be continued.......