藤岡弘、さんのカレンダー制作
2011年3月、東日本大震災が起こる前から制作を続けていたサンリオ関連の書籍、MOOKは予定通り出版した。
マイメロ×HbGスペシャルコラボポーチつき! Love Love マイメロディ
主婦の友社 MOOK 7月発売
キティ&セシルマクビー MOOK
学研 8月発売 (コラボバッグデザイン)
ハローキティのとぼし占い2012
神宮館 9月発売
藤岡弘、さんのカレンダー2種同時発売
株式会社ハゴロモ 10月発売
藤岡さんとの仕事は、素晴らしい経験だった。
カレンダー制作会社の株式会社ハゴロモさんは、私が業界紙記者時代から知っていて「白いおばけのスー」を出版した頃に、スーの卓上カレンダーの制作、ちびくろさんぼのカレンダー制作に携わった。
同社の企画部に藤岡弘、さんの大ファンが居て、防災をテーマにしたカレンダーの制作を企画したのだ。同時に通常のカレンダーの2種を制作したいと依頼があったのである。
震災後、人々は防災関連の意識が高まっていた。
そこで、サバイバルの達人である藤岡さんのカレンダーの制作が持ち上がったのである。
依頼が来たのは6月。
カレンダー業界では9月中旬から店頭に並べるのが通常だ。そのため、制作期間は2ヶ月ちょっとしかない。しかも2種類のカレンダーを同時進行することに、多少の不安はあったが、藤岡弘、さんの仕事だったら、二つ返事でオッケーだ😤
藤岡さんと初めてお会いした時の印象。
テレビで見るよりもずっと背が高いことに驚いた!
身長180cmの長身であり、しかも足が長い! 顔が小さい!
まったくもってミーハーだが😆日本人離れしたスタイルの良さに、のけぞってしまったのである。
さらに、柔らかい物腰、低くて優しい声、こういう方に会うのが初めてだったので、すっかりメロメロになってしまった次第。
とまぁ、これが冒頭のデレデレ写真である😆(当時、みんなに自慢して見せびらかした写真😂)
こうして藤岡さんのカレンダー2種は、無事完成したが、会社経営はどんどん厳しい状況になっていた。
私は、アルバイトを探し始めた。とにかく近所でできる仕事だ!
そこで見つけたのが、スーパーのレジの仕事。
いつも買い物するスーパーでバイト募集の張り紙を見つけたのである。
2011年11月。
私は、夕方からの4時間だけ、スーパーのレジの仕事をすることになったのである。何もかもが初めてのことで、研修期間は2週間。
マニュアルを見ながら必死で覚えた。
レジの機械を触るの初めてだったし、お金を扱うのも初めて。
うっかり機械操作を間違えて、ネギ2本を20本と打ってしまって会計でお客さんをびっくりさせたり、お弁当につけるお箸を袋に入れようとして指が滑って、遠くまで飛ばしてしまったり…。あらゆるドジなことをして、落ち込んだ。
しかし、横須賀という土地柄、米海軍基地のアメリカ人が日常的に買い物に来るスーパーだったので、私はここで英会話の練習ができることが、楽しみでもあった。
この仕事は、私にとって非常に貴重な経験だったと思う。
人々の生活に密着した仕事だからこそ、発見が山のようにあったのだ。
しかし、出版の仕事を諦めたわけではない。
私は、ある企画を出版社に持ち込んだのである…。
To be continued……