I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

Through the Never 最終話 書籍制作編②

 

MOOK制作。

天才バカボン幸福論。夜の次は朝なのだ。」「もーれつア太郎 ココロに花が咲く言葉―赤塚不二夫で元気になれ!」を出版した、主婦之友社の企画でMOOK制作に携わった。

 

 

neocats.hatenablog.com

 

当時から根強い人気があったおまけ付きMOOK

おまけ目的で購入する女性読者をターゲットにしたもの。
私はデザイン全般を担当して、2010年に2冊、2011年に2冊担当した。

 

Sanrio Lovers! '70s (主婦の友ヒットシリーズ) 
2010年10月

 

 

70年代サンリオキャラクターが登場するこのMOOK。
私の世代にとって、非常に懐かしいキャラクターが続々と登場する。
デザインにもおのずと力が入って、我ながら素敵なMOOKに仕上がったと思っている。
この時のおまけは「リトルキティミニチュアコレクション」復刻版! カップ&ソーサーやティーポットなど4つが付録についている(冒頭の写真)。

インパクトの強いMOOKだったね。

 

 

 

SanrioプレゼントBook―Happyクリスマス&ニューイヤー! 
2010年11月

 

間髪置かずに制作に入ったクリスマスのMOOKだ。

おまけが3種も付いて、なかなか豪華なMOOKだったよね。

この頃になると、おまけといえどもクオリティが低いものをつけるわけにいかず、商品開発をしている担当者は大変だっただろうな〜。

私はおまけのうちの手帳のデザインも手がけたが、表紙は可愛いけど中身が…という不評もあって反省した🥲

 

 

 

そして…。年が明けて、2011年1月。

サンスター文具株式会社から、マカマカ絵本シリーズの翻訳本の話が舞い込んだのだ!

とうとうマカマカが世界にはばたくことができる!

 

 


私は、狂喜乱舞した。中国語で翻訳出版する話である!
サンスター文具本社に打ち合わせに行き、出版社の担当者と話をした。
彼女は日本語が堪能で、非常に好感が持てる人物だったし、マカマカのことも気に入ってくれていた。
さらに、キャラクターグッズの販売も視野にいれての企画で、これは幸先のいい年になると思ったのである。


ネックは、印税だった。
中国での書籍の価格は日本に比べると格段に安い。
そのため印税額も安くなる。
その交渉で何度もやりとりをした。
マカマカ絵本シリーズの初翻訳出版に向けて、私は前向きに取り組んでいたのだが…。

 

 


2011年3月11日。

東日本大震災勃発。

この日を境に、私の人生は大きく変化するのだった…。

 

 

Through the Never(完)