ZERO Chopper 京浜工業地帯撮影編
京都から始まったZEROチョッパーの撮影は、川崎・京浜工業地帯で終盤を迎えた。
ここでは、2台のZEROチョッパーの撮影に臨む。
工業地帯とZEROチョッパーの相性は、意外にもいい。
京都、岡崎と、古の風景との融合で撮影してきたが、京浜工業地帯は戦後日本の高度成長時代を背負った風景であり、ここもれっきとした日本である。
その証拠に、ZEROチョッパーは違和感なく溶け込んでいる。
カメラマンは私が所属していた会社の部長・岡崎氏。
そして、今回の撮影では出版部のもう1人のスタッフAさんも入った。
撮影協力してくれたのは、Tさん、Mさん。
2人とも東京から川崎まで走ってきてくれて、快く撮影に協力してくれた。
岡崎氏は、ポジフィルムでの撮影。
例のごとくボツにした写真をフィルムの状態で紹介する。
この日は、2月末で寒さも厳しかったが、冬の青空が本当に美しかった。
それだけに、赤のチョッパーが鮮やかに映えて美しい。
そして、いぶし銀のチョッパーは、工業地帯の鉄の塊と融合する。
書籍「見返りにっぽん」では、巻頭ページのみカラーで紹介したのだが、やはり写真集として出版したかった。
しかし、写真集というのは制作費がバカ高いのである。もちろんだ。
だからこそ、売れると断言できなければ企画は通らない。厳しいね。
さて、ZEROチョッパー撮影メイキングは、これで終了だが、もう一つ印象深い撮影があった。出版部とデザイン部が協力して作り上げたもの。
これこそ手作りの撮影現場。
次回はそのメイキングを綴ろうと思う…。
To be continued...