ZERO 撮影 石切場
愛知県岡崎市の八丁味噌の老舗カクキューでZEROチョッパーの撮影が無事に終了。
次に向かったのは、石切場。
岡崎市は国内有数の石材産地とのことで、シュールな風景が広がっている。
ここで撮影するのは赤のZERO チョッパーだ。
モノクロームの石切場を背景に、枯れ草のモチーフ。鮮やかな赤が見事に映える。
どのオートバイを撮影するかは、事前に決めていたが、この赤のチョッパーは木村信也氏の選択だったと記憶している。色の配置が絶妙で、木村氏の感覚は目を見張るものがある。
石切場での撮影は、ZEROのスタッフの協力なくしては無理だった。足場の悪い場所で重いオートバイを運び設置する。
そして、この写真に決まった。
石切場の白い砂が雪のように見え、真冬の静けさの中に佇む赤いチョッパー。文句なしの美しさだ。
同日、白のチョッパーも畦道で撮影。
これが誌面にレイアウトした写真である。
制作現場のメイキングは面白い。
たった数ページの誌面の背後には、こんなにも時間を費やし、悪戦苦闘し、撮影していたのである。
今や絶版になってしまった「見返りにっぽん」だが、どこかで中古本を見つけて読んでもらえたら嬉しい。
木村信也氏が描く、日本の原風景とハーレーダビッドソンの融合は、静かに心に訴えかける。
そう、日本人が忘れてしまいそうな古(いにしえ)の美学が。
まだまだ続くメイキング。
お付き合いください👍
To be continued…