I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

It ain’t over ‘til it’s over 香港 編②

 

2014年1月6日。

 

午前9時に成田空港を飛び立ち、4時間15分のフライト。

午後1時半に香港に到着。

初めての香港。いや厳密に言えば、1993年にケニアへ行く途中のトランジットで香港に降りたことはある。

あの頃は返還前で、あの有名な超怖い「着陸」を経験した。

あの当時の面影はなく、すっきりとしたきれいな空港に変わっていた。

しかし何に驚いたかって。

日本は真冬の1月だというのに、香港の熱気、湿気、夏のような暑さ。びっくり仰天だよね。

一応、そのための服と靴は用意していったけど、到着直後はブーツとウールコート、暑いから脱いでもセーター着てるしね。

いや〜、まいったまいった。

 

 

空港からはエアポートエキスプレスに乗って、市内まで。すごくきれいな電車で快適だった。

ホテルに到着後、セーターとロングブーツを脱ぎ捨て、半袖のワンピースとサンダルという夏バージョンに着替えて、香港コンベンション&エキシビションセンターに直行だ。

 

 

展示会場はとてつもなく広くて、ブースにたどり着くまで結構な時間がかかった。

しかし、業界誌記者時代は何度となく展示会に足を運んでいたので懐かしくもあったね。

 



サンスター文具のブースに到着すると、すでにマカマカ絵本、ぬいぐるみなど、きれいに展示されていた。

私は持参したチラシ、カード、看板などを追加で展示して、YouTubeの映像を流せるようにタブレットに設置。

初日は、ブース内の展示をチェックするなどしてあっという間に時間が過ぎていった。

 

キャラポート総責任者のS氏とツーショット

 

初めての香港に圧倒されたのは言うまでもない。

香港の人たちのエネルギーというのか、熱気というのか、空気に圧倒されたのだ。

日本のなまぬるい空気とはあきらかに違っていて、歩く速さもエスカレーターの速さも、すべてが速い。

元々、電車通勤がダメでオートバイ通勤をしているのに、3日間だけとは言え、ホテルから会場までの地下鉄はかなりキツかった。

私は、仕事で海外に来たのは初めてだったので、気持ちが張り詰めていたからかもしれない。

 

 

さて、マカマカ香港デビューの感触は…

 

会期中に商談はまとまらなかったが、それは想定の範疇であり、とにかくマカマカを世界の人に見てもらいたかった。

何社か話を聞いてくれたところがあったが、特に興味をもってくれたのは、POOPOOPAPER(プープーペーパー)をプロデュースした会社。

社長自ら展示会に来ていて、マカマカのYouTube動画もじっくり見てくれた。

POOPOOPAPERはゾウのうんちから紙を作る、ユニークなリサイクルペーパーだ。ゾウのキャラクターのマカママとPOOPOOPAPERがコラボできないか、という話にまで発展した。私は、マカマカを主人公にストーリーを作ることを提案。

その場では、話はまとまらなかったが、将来につなげることができるかも、という期待ができた出会いだった。

 

poopoopaper.com

 

結論としてはまとまらなかったが、POOPOOPAPERがマカマカに反応したのは、同じ地球環境をテーマにしたキャラクターだと理解してくれたからだろう。絵本を読まなくても、マカマカが発するメッセージは地球環境がテーマだと感じてくれる人たちがいた。

それだけで私は満足だった。

 

『香港国際ライセンシングショー』に参加した「キャラポート」は、設立して3ヶ月弱。サンスター文具ショウワノートバンダイ、それぞれの会社から出向してきた人たちばかりだ。だからこそ実績を上げたいと思っていたに違いない。そこにどこの馬の骨ともわからない私が展示会に参加することになり、心よく思わない人たちがいただろう。

組織の人間でもないのに、なぜ大きな顔してブースにいるのか?ってね。

私は、少なからずそんなプレッシャーを感じていたことも確かだ。

香港での展示会は、すべてが楽しいことでもなかったし、むしろ辛かったことの方が多かった。

しかし、マカマカを世界の人たちに紹介できたことを、誇りに思っている。

心にとめてくれた来場者がいたことを、心から嬉しく思っている。

 

私は、やり遂げたという清々しい気持ちで、香港の街をあとにした…。

 

 

To be continued…….