I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

Are you gonna go my way マカマカ編⑩

 

2007年6月に「マカマカ タスマニアへ行く」を出版した1ヶ月後。

「マカマカの地球歩き」スピンオフ作品「マカマカ水族館へ行く」を出版した。

2007年は、立て続けに2冊出版したのだ。あ〜、あの暑い夏を思い出すよ😂😂😂

 

 

経緯はこうだ。

 

2006年7月に出版した「マカマカ南極へ行く」を、全国の動物園、水族館に営業をしていくうちに、横浜・八景島シーパラダイス京急油壺マリンパーク鳥羽水族館この3館が継続的に絵本を販売してくれるようになった。同時にサンスター文具のマカマカグッズも扱ってくれることになり、私が代理店として取引するようになったのである。

特に、横浜・八景島シーパラダイス(略称・シーパラ)の売上は好調だった。

 

 

neocats.hatenablog.com

 

 

私の自宅から近いこともあって、HONDA FUSIONの後ろにグッズや書籍を積みこんで、自ら納品に行くようになった。*私がシーパラに納品に行くのが楽しみだったのは言うまでもない。帰りは水族館の動物たちを眺めて帰ってきたのだから😃

 

そんな時、シーパラの広報部長H氏から水族館に新しい施設ができることを聞いた。

翌年の2007年、夏オープン予定というのだ。

これまでにない、水族館史上、初の試みとなる施設であり、オープンに際しては大々的なキャンペーンを行うという。

 

これが2007年オープンしたふれあいラグーン全景

 

そこで浮上したのが、シーパラを舞台にした絵本企画だ。

しかし、タイアップ企画本は、一般書店で扱えるかどうかがネック。

シーパラがどれだけの冊数を買取してくれるかにもかかってくる。

まとまった買取冊数があれば赤字にはならないし、出版社もゴーサインを出すだろう。

 

しかし水族館での書籍販売実績は、それほど多くはないのも確かだ。

ショップの売れ筋は、ぬいぐるみや雑貨が中心であり、書籍の売上はほんのわずか。

「マカマカ南極へ行く」の売上がいいと言っても、月10冊は売れてはいない。

H氏としては、この新しい施設を絵本に取り入れて宣伝効果を狙いたいから、一般書店での販売は必須だ。

出版社としては赤字は出せないので、シーパラの買取冊数を1000冊と条件を出した。

さらに、マカマカはサンスター文具のキャラクターだから、マカマカグッズの取引も交渉しなければならない。

マカマカを大きく売るためのチャンスでありながら、私の営業力がどこまで通用するか?

 

いや、ビジネスの話だけではない!

最も重要なことは、絵本のテーマである!

 

ハワイ生まれのアフリカゾウ・マカマカが、

なぜ、日本の水族館・シーパラに行かなければならないのか?

 

これが一番重要な問題なのである!

 

マカマカシリーズ第3巻の舞台は、すでにタスマニアと決定していたのだ。

なぜ、タスマニアから日本の水族館に行かねばならないのだ?

 

私は「マカマカの水先案内人」である以上、この重要な問題をクリアしなければ、先には進めない。

 

どうしたものかと、悶々とする日々が続いたのである…。

 

 

To be continued…..