I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

Cats‘n’Rock  目黒編③

カメラマンのOBの先輩が撮影してくれた子猫のBOSSと私

 

 

 

私の若い頃のショートヘアが、Facebookで結構ウケてる😆

ロングヘアにして、もうずいぶんになるのでショートヘアの私を知らない人が多いかもね。

 

そう、私は17歳になろうとしていたあの頃、N以外誰も愛さない、それでバッサリ髪を切ったのだ。長い髪は、男に媚びる女の道具。私は誰にも媚びない。独りで生きる。そう決めて、ずっとショートを貫いた

 

高校卒業してからは、校則の呪縛から解放され、さらにエスカレート。
金髪にしてから、カラフルに色を入れ、髪を立たせるパンクスタイル。
真っ黒な衣装に鎖を腰に巻いて、破れたTシャツを安全ピンで止める…って😱
今思い出してもめちゃくちゃ怖い! そばに寄りたくないタイプの人だった。
でもって、大学ではジャズやってた🤣🤣🤣

 

もう、はちゃめちゃよ。
精神分裂もいいとこよ。


あの、はちゃめちゃ加減は後遺症だよね。切なくなる😢


そして、U2を聴いて、辛うじて平常心を保っていたような気もする。
あの当時、毎日、毎日、聴いていたアルバム『Unfogettable Fire』
ブライアン・イーノのプロデュース
カッコいいんだ、これが。
あ〜。このアルバムの話もコラムで書きたいね。

 

 

neocats.hatenablog.com

 

 

さて、1984年。
目黒に越して半年くらい。
私は、TSUNちゃんの弟にと、真っ白な子猫をもらってきた。
ホースボーンズオーケストラのOBのT先輩は麻布十番に住んでいて、そこから少し行った赤羽橋に焼鳥屋があった。T先輩の行きつけの焼鳥屋で、そこで子猫が3匹生まれたから1匹もらう?という話だった。
私は二つ返事でOKして、その3匹に会いに行った時のこと。

 

焼鳥屋の大将は、大の猫好き。
座敷席には「お猫さま」専用のお座布団がある(毛だらけなので一目瞭然!)
客も猫好きで、つまみの焼鳥を与えたりしている。

 

雄猫の「シロ」→ 結構いい年らしいが、今回の子猫たちの父親。文字通り、真っ白。
雌猫の「たぬき」→ 3匹の母猫。サビ柄でまぁるい顔がタヌキみたいで可愛い。

客たちは、シロ! とか、タヌキ〜 と呼んで、なでなでしたりして可愛がっている様子があったかくて高感度200%。


さらに、驚愕したのは、ここの大将だ。
生まれた子猫のうちの1匹、黒猫を懐に入れて料理している。
ビールをジョッキに注いで運んでる、仕事をしている!

「あ、この子はダメだから。3匹のうち一番弱いし。その2匹だったら元気だからどっちかもらって」

そう言って、黒猫を大事に抱き抱え、見せてくれない。
あとの2匹は茶トラ猫と真っ白な猫

2匹は座敷席で縦横無尽に飛びまわって、元気いっぱいだ!
初代猫TSUNちゃんが、黒と白のタキシード柄なので、私は真っ黒な子が欲しいと思っていたのに…。

「ね、ちょっとだけ、黒い子見せて。2匹一緒にして3匹で遊ばせてみてもいい?」

大将は渋い顔しながら、

「いいけど…、ちょっとだけよ」

 

え?! 『だけよ』って…

いわゆる和服の作業着を着て、頭にはねじり鉢巻きしてる大将が、女言葉???

若干、度肝を抜かれたが、大将の優しい仕草や言葉遣いは、妙に心地いい。
優しさが満ち溢れている。


しかし、その優しさにつけ込み、焼鳥屋に猫を捨てていく人がいる。
大将はその猫たちみんなを面倒をみてるというのだ。
大将を心配してか、T先輩が私に声をかけた次第。

 

3匹を一緒に遊ばせてみると、黒猫は明らかに仲間はずれにされている。
一緒に遊びたくて仕方ないのに、2匹は黒猫を突き飛ばしたり噛んだりして、意地悪する。


そして、ぽつんと取り残される黒猫。

 

大将の言う通りだ。
私は、大将の優しさに感動を覚えた。
野良猫だったら、この子はきっと死んでる。

野生の世界は厳しい。

弱いものの遺伝子を残さないように間引きしているようだ。

 

「じゃ、こっちの茶トラにしようかな…」

元気いっぱいの茶トラ。顔も可愛いいし。

すると、T先輩が、
「茶トラは今はかわいいけど、大人になったら太々しくて、可愛くないんだよな〜」

 

ていうか、もらうのは私なんだからさ、私が選ぶよ。

 

そして、私は白い子猫をもらって家に帰るのである。

 

ベランダでくつろぐBOSS

元気いっぱい。
飛んだり跳ねたり。
TSUNちゃん、びっくりするだろうな〜。

うちの一員となった、白い子猫。

この近所で、一番強い猫になるように! と願いを込めて

BOSS

命名した。

BOSSはその名の通り、近所で一番強い猫に成長する。
体格もケンカも根性も、近所のボス猫として、君臨する日が来る。
そして、BOSSは子猫時代から、その片鱗を見せていたのである。

 

そう、
お兄ちゃん猫・TSUNちゃんイジメが、始まるのである…


To be continued…