Cats’n’Rock 完結!
いよいよ新シリーズ突入…
その前にちょっと息抜き😅
新シリーズでも相変わらず猫たちの話題は事欠かないのだが、ちょっとした思い出をコラムにまとめたいと思った次第。
このブログを始めて2ヶ月。
私の脳内記憶の整理は、最初に愛があるかないかで分類、さらに音楽か猫かを整理している。Edge of Sixteen の最後にも書いたが、愛がない記憶は風化してしまって、心に残っていない。残影が残っている場合でも、それはもうどうでもいい記憶だ。
このブログの連載でわかったことは、愛がある記憶は鮮やかで忘れがたいもの。
さて、Catwalk 第1回は、長男TSUNの思い出。
4歳の短い猫生だったが、2匹のお兄ちゃんとして印象深いことがある。
TSUNは元々優しい性格で、ケンカも弱いし病弱だった。
でも頭は良かった。考える力、応用力というのだろうか。
発見した物事を応用して別のものに生かしていく力。
ある日、タンスの最下段の引き出しが10センチほど開いていた。
あれ、開けっ放しだ。
不思議に思いながらも、元に戻した。
あれ? また開いてる。
いくら何でも痴呆症じゃあるまいし、自分で開けたら覚えてるでしょ?
犯人はTSUNである。
悪いことをしている意識があったのか、私が留守の時か、寝てる時にやっていたのだ。
ある日、私は現場を押さえた!
1. 両手(順手)で引き出しの取手を思いっきり引っ張る。
2. 隙間ができたら、今度は引き出しの下側を両手(逆手)で引く。
3. さらに引っ張って、ある程度開いたら、今度はその引き出しの上に登って1段目と同様に下から2段目を開けていく。
4. 4段全部の引き出しを開ける。
まるで階段のようになり、一番上の引き出しに、なぜかBOSSが入って寝る🤣🤣🤣
TSUNは、引き出しをうんしょうんしょと順番に開けて、
BOSS、開いたよ!
兄ちゃん、オッケー!
TSUNの作業をずっと見ていたBOSSが、引き出しの階段をささっと登って、最上段の引き出しに滑り込むのである。
うーん、なんだ、この連携プレーは。
2匹だけの秘密の遊びのようで、妙な絆を見た気がした。
そして、TSUNはこの技を発展させるのである!
シンク下の観音開きの扉を両手(逆手)で開けるようになるのだ。
これには参った😭😭😭
全ての扉を開けてしまい、そこに猫たちがはいるという、鍋やフライパンが毛だらけ!
それ以来、せっかく磨いた技だけにツンには可愛そうだったが、観音開きの扉は開けられないように紐で縛ることにした。
しかし、これで終わると思ったら大間違いである。
TSUNは入院中の動物病院の観音開きの扉を全て開けるようになってしまった😭
診察中も、診察台からストンと下に降りて先生と私が見てるところで、
ほら、開けたよ。
と言って扉を開けるのである。
先生は、
「TSUNちゃん、えらいねぇ!」
と褒めてくれるので、余計に調子に乗ってしまうのである😂
TSUNの技はいろいろあったが、引き出しや扉を開ける技は本当に感心した。
逆手で引っ張る時の、後ろ足とお尻の踏ん張りの仕草が何とも言えずに可愛いかった
今も天国で、2匹の妙な絆の連携プレーで、いろいろな扉が開いてるかもしれない。
そして。
BOSS、開いたよ!
兄ちゃん、オッケー!
BOSSは今も引き出しの中で寝てるかも😆