今日、3月8日はうちの長女、お嬢DONの命日だ。
毎年、こうしてDONの思い出を綴っているが、一番長生きしただけにエピソードには事欠かない。写真もたくさんある。
今日はその中でも、この1枚について語りたい。
おそらく昨年の還暦ブログで書いているけれど、しつこく書きたい🤣
これは、船橋に住んでいた頃だ。
高齢にさしかかった母と同居するため船橋へ引っ越してきたのだ。
当時通っていた出版部は、秋葉原に事務所があったためFusionで船橋から秋葉原まで約1時間の距離だったか。
通勤途中の市川の大きなショッピングモールでよく買い物をした。
そこで見つけたペットショップには可愛くてセンスのいい犬用ウェアが置いてあって、店に行くたびに見ていたのだ。
ある日、ピンクのチェック柄のフードがついたウェアを見つけた。
お嬢DONのためにあつらえたようだと、直感的に思った私は衝動買いしてしまったのである!
この日はDONの誕生日であり、プレゼントにしようと思ったのだ。
家に帰って、早速DONに着せてみた。
その写真がこれである😃
なんとも複雑な表情をしているDON。
猫にウェアを着せるなど、言語道断なのである。
なのだが…、一瞬でもいいから着せてみたいと思わせるのが、お嬢DONの可愛さ。
そんな私のくだらない思考に付き合ってくれるのも、お嬢DON。
人間と猫の頂点に君臨したDONだったが、私にだけは絶対服従だった。
もちろん母は、単なる下僕😝仕事が遅いと猫パンチが容赦なく飛んでくる。
私は猫パンチを受けたこともない。
DONにとって、私は本物の母親のような存在だったのだろう。
子猫の頃から猫可愛がりをして甘やかしてしてまったが、私には遠慮がちで、わがままを言ったこともなかった。
で、この表情である🤣
いやでたまらないウェアなのに、ひたすら耐える表情。
私が写真撮影をしている間は、微動だにしなかった。
ただ、ひたすら耐えている。
もういいよ、と言われるまで耐えている。
一点を見つめて、ただ、ひたすら耐えている。
この表情を見て大笑いをしながらも、猫が苦痛であることは重々わかっているので、ほんの5分くらいで終了した。
DONのような猫には、もう出会えないだろうなと時々思う。
今、一緒に暮らしている野生猫・KIRIKOは、とにかく強気でわがまま放題だ。
私にも平気で猫パンチを出す。
心のどこかで、人間をまだ信用していないんだなということがわかる。
しかしDONは、全面的に私を信用して全面的に服従していた。
気が強いのはKIRIKOに負けてはいないが、私にはいつも可愛い顔でおだやかだった。
今日は、そんなDONの災難だったウェア事件について語ってみた🤣
また、会いたいね。もうちょっと待っててね。