I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

海外ドラマレビュー☆シェパード犬刑事REX #66

 

Hudson & Rex ☆Season1

セントジョンズ警察シェパード犬刑事

Episode 5 ☆THE PET SITTER (ペットシッター) 2023/12/30放送

 

2024年最初のREXドラマレビューは、🇨🇦版セントジョンズREXシーズン1第5話。

年末年始一挙放送で、ようやく視聴することができた未視聴分だ。

タイトルからして、興味深いエピソードだったのだが、前回記事にも書いた通り、チャーリーの人物像も明らかになったエピソードだったのだ。

 

neocats.hatenablog.com

 

 

昨年11月の放送開始当初は、🇨🇦版セントジョンズREXについて、あまり良い印象はなかった。

というのは、🇦🇹ウィーン編とは繋がりがなく、新生REXということで、過度な期待を抱いていた。常に、主人公・チャーリーと🇦🇹ウィーン編のモーザーを比較してガッカリしていた。

モーザー時代は1994年制作、約30年の時を経て、新たなREX刑事ドラマを制作するには、相当なプレッシャーがあったと思う。特に主人公チャーリーの人物像は、練りに練ったに違いない。モーザーと比較されることは百も承知だったからだ。

思惑通り、私も徹底的にモーザーと比較した一人。

そして、チャーリーというキャラクターが登場したのである。

モーザーファンとしては、あの「俺が俺が〜」という人物像をチャーリーに期待したが、まったく違っていた。

 

物静かなのに実は熱い。

控えめなのに自信過剰。

草食系っぽいのに肉食系の趣味の数々。

 

一目でわかるモーザーとは違って、チャーリーは一見よくわからない。

そして、🇨🇦版セントジョンズREXは、チャーリーの背景を小出しにする。

 

つまりは、ドラマを毎回見ないわけにはいかなくなる厄介なドラマである🤣

さらに展開が目まぐるしく、容疑者が何人も出てくるのでややこしい。

 

 

今回の事件はこんな感じだ。

ペットシッターのブルックリン・ウェバーは、早朝の公園で、木から突き出た枝に刺さって死んでいる状態で発見された。彼女は住み込みでシッターの仕事をしており、仕事がない間は姉夫婦の家に居候していたが、数ヶ月前、家賃を請求してきた姉の夫スコットと口論になり、疎遠になっていた。一方、ブルックリンの体内からは、死ぬ前に飲み込んだと見られるSDカードが出てきた。ジェシーが復元してみると意外な写真が現れて…。

 

目まぐるしい展開で、はっきり言ってREXがいなかったら、絶対解決できない事件だったね。

殺された彼女が、実は脅迫まがいなことをやってて、それが直接原因で殺されたわけではなく、最終的には姉と言い争ってるうちに、木の枝が刺さって死んでしっまった。

なんとも、哀れな感じだったけど、ここに至るまでの捜査がややこしくて、モーザーの頃と違って、複雑な世の中になったんだな〜と思った。

 

さて、今回のエピソードは事件よりもチャーリーの人物像に重大な発見があったのである!

 

ドラマ冒頭、REXの鼻の上に水滴が落ちてくる。

きゅ〜ん、と言って上を見上げると、天井の梁から水漏れが…。

REXのベッドが置いてあるちょうど真上から落ちてくるのだ。

事件捜査の1日が終わった後、サラが修理してくれることになった。

ここで、サラが初めてチャーリーの部屋にやってくるのである!

水漏れの修理を無事終えたサラは、部屋を見回して「男の部屋って感じね〜」と言う。

カスタム途中のオートバイや、オートバイのフィギア、壁にはビリヤードのキューが何本もセットされて、かなりのこだわりと思われる。しかし、ビリヤードテーブルはまだない。

無造作に置いてある段ボール箱は、引っ越しから荷解きしてない状態を表す。

その理由をチャーリーは、サラに説明する。

 

「親父が海軍だったから、急に任務を言い渡される、するとすぐに引っ越しをしなければならない、その習慣が今だに抜けない」

 

そうか。

チャーリーの父親は海軍だったことが、ここで判明する。

海軍の息子という設定は、なんとなく厳格に育てられたってイメージなのかな。

サラは、殺風景な部屋を見回して、絵を飾ったらいいのにと言うのだ。

そして、チャーリーの好きな絵画がこれだ!

 

Dogs Playing Poker : Cassius Marcellus Coolidge

 

『ポーカーをする犬』 (Dogs Playing Poker) は、アメリカの画家カシアス・マーセラス・クーリッジによって描かれた16枚の油絵のことで、このシリーズは出版社のブラウン&ビガロ(Brown & Bigelow)の依頼を受けてタバコ会社の広告のために製作された。絵はどれも擬人化した犬を主人公にしていることが特徴だが、そのうち犬がトランプ用テーブルの周りに腰かけている9枚の絵は、アメリカで知名度こそ高くなったものの、主に労働者階級の人間が家を飾るときの趣味を体現したものとしてあざけりの対象にもなった。批評家のアネット・フェレーラはそれをこう表現している。「ありとあらゆるカゲロウじみたポップアートが絶え間なく再生産されるなかで…〔ポーカーをする犬は〕アメリカ人の安っぽい集合的無意識に…永遠に刻み込まれた」。

 

Wikipediaには書いてあったけどね。なるほど〜って感じか。

 

ラストで、サラはこの絵をチャーリーにプレゼント。

部屋に飾って絵を眺め、ご満悦の表情のチャーリー。

ビリヤードテーブルに向かって、カッコつけて球を打つチャーリーを見るREX。

めちゃくちゃアメリカっぽいシーンでエンディングね。

このエピソードで、チャーリーが、

シンプルなマッチョな男ってことがわかった。

チャーリーの人物像がはっきりして満足しました🙌

 

しかし、REXの活躍ぶりはあまり記憶に残らなかったエピソードでもありました😭