2015年1月。
Yokosuka Naval Base(米海軍横須賀基地)での2ヶ月間が終わり、私はまた派遣社員に戻った。
出版関連の派遣先は、ほぼ東京で、電車通勤はかなりのストレス。
しかし私にできる仕事といえば、それしかないのだから仕方がない。
年明けすぐの派遣先は北区上中里。横須賀からは2時間かかる。
通勤だけで疲れてしまう仕事だったが、その場所にはひとつだけ楽しいことがあった。
古い下町の住宅街にある会社周辺には、野良猫たちがぞろぞろいたのである。
駅から会社まで歩いて数分だというのに、およそ5匹の猫に出会うのである!
古い八百屋さんには昼寝をしている猫が数匹いて、近所の人たちみんなでかわいがっていた。
みつ子を亡くしてから10ヶ月。
それまで、猫に関わることに目を背けてきたが、
この町では無理だった🤣
どこを見ても猫だらけ😄
そろそろ、みつ子を思い出して泣くのをやめたらどうか? そう言われている気がした。
この猫たちとの出会いは、神の計らいだったんだ、そう思えるのだ。
そんな頃、私は2本の映画を観た。
・Son of God (監督:クリストファー・スペンサー)
・Exodus (監督:リドリー・スコット)
どちらもアメリカでは超話題作だったのに、日本では1ヶ月上映していたのかな?ってくらいすぐ終わったね。
映画館に行くと、座席はスカスカ。
キリスト教って、そんなに人気ないのかな〜。なんか寂しいな〜。
しかし、私のような聖書を学び始めた初心者には、ガッツリ心に残る映画だったのだ。
これまで私は、映画のことはあまり書いてこなかったけど、実は20代の頃は映画をはしごするほど、大好きだった。
ひとりでいろんな映画館に通ったし、ケーブルTVなんてない時代には、ビデオで録画して何度も見たものだ。
でも、なんていうのかな。
映画の感想を誰かに語るのって、あんまり好きじゃないのかもしれない。
誰かと一緒に観に行って、そのあと余韻を楽しみながら感想を語り合うのはいいんだけどね。
そんなわけで、この2本の映画の感想は人それぞれだと思うから、あまり多くは語らないけど、Son of Godは、イエス役の俳優が超美形で、彼を見るだけでも価値があるね! 当時、彼は「Hot Jesus」と言われるほど、歴代イエス役の中で最も人気が高かったんじゃないかな。
Exodusは、モーセの話。海が割れるシーンは超有名だよね。
しかし、リドリー・スコット監督は、このシーンに新たな解釈を入れたのね。
聖書に書かれていることを、科学的に証明しようとしたというのか。
壮大なシーンが山ほど出てくるので、それだけでも一見の価値ありだね!
私がこの2本の映画に出会ったのは、今考えれば、私が見るべき「時」だったんだと思う。2015年1月に見るべくして、見たとしか思えない。
どうにでもこじつけられるよって思われるかもしれないけど、私には、すべてが神の計画通りだと思える。
神のなさることは、すべての時にかなって美しい。
旧約聖書 伝道の書:3章11節
そして、2015年11月。
私は再び、Yokosuka Naval Baseへと戻っていくのである…。
To be continued…..