I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

Cats‘n’Rock   新小岩編 ③

 

 

 

 

2022年もあと3日。

来年2023年に還暦を迎えるにあたり、人生を振り返るブログ記事を始めて2ヶ月。

そして今日、16歳の私から完璧に解放される出来事を書くことができる。

今年最後のブログにしようと思っていたので、キリが良くホッとしている。

☆Memories で、Nへの思いの曲もアップできた。

とは言え、TSUN亡き後のBOSS&DONの続きがあったね。

 

 

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BOSS…

あれから、ソファの下に潜ったまま。

水とカリカリをソファの下に置いてそっとしておくしかなかった。

1日中、じっと寝ている。

 

2週間経って、もうこれ以上放っておけないと動物病院に電話。

 

「2週間くらいだったら、猫は大丈夫ですよ。ネコ科の動物はお腹が空くまで狩をしないのも大体2週間ですから。念の為、診察しますか」

 

そうか、そういうものだったら心配ないのかもしれないけれど、どちらにしてもBOSSはTSUNの死で精神のバランスを失ったことは確かだ。

大好きだったんだね。

さよならしたくなかったんだね。

 

BOSSは病院で点滴をしてもらって、帰ってきた。

部屋に入ったら、これまでのどん底ぶりはすっかり忘れて、ガツガツご飯を食べた😅

 

TSUNが居なくなり、2匹になってからは、私の喘息の発作も治まった。

3匹がボーダーラインということがわかった。

でも安心はできない。

2匹はFIV陽性のため、発症させないために気をつけなければならないのだ。

部屋は4階なので、目黒時代のように自由に出入りもできなくなったことで、2匹は外出は諦めて、穏やかに家の中で暮らすようになり、平穏な日々が戻ってきた。

 

 

1989年11月。

U2が再び来日を果たす。

 

 

私は、11月25日東京ドーム公演でU2ライブを初体験するのだ!

 

この時U2はすでに世界の頂点に立っていた。

チケットを取るのは並大抵のことではない。

あの頃は電話しか方法がなく、発売開始と同時に電話をかけまくる方法。

話し中に電話を切ってまたかけるの繰り返し。

よくやったよね。

 

何というか、アナログな努力。

しかし、私はなんとかゲットするのである!

座席は3階席の遠くの方だったが、彼らと同じ空間にいられるというだけで幸せだった。

 

この来日公演までに、ライブビデオの「Live at Red rocks」(1983)や、ドキュメンタリー映画「魂の叫び」(1988年)をみていたこともあり、ライブ構成はおおよそわかっていた。

しかし、画面で見るのと生で見るのとは、雲泥の差であり、たとえ舞台から遠く離れた席であっても、感動は最高潮だった。

 

アンコールの最後の曲は「40」と決まっている。

イントロが始まった途端に、あーこれで終わりだな、と思うと涙が出てきた。

 

I will sing a new song

How long to sing this song?

How long to sing this song?

How long How long How long How long

to sing this song?

 

旧約聖書詩篇40篇をテーマにした曲。

 

私はそんなことも知らずに、あの頃、ボノと一緒に歌った。

 

ステージが終わって、会場にライトが点いた。

あーほんとにこれで終わりだ。

と、みんながゾロゾロと出口に向かって歩いていく。

私の3階席は、どちらにしても最後の方なので、のんびりと席に座ったままでいた。

だんだん出口が空いてきたので歩き始めた。

外に出ると、すでに夜は更けて冷えていたが、ライブの後は汗だくで暑いくらいだった。

ゾロゾロとみんなが駅に向かって歩いていると、誰かが「How long.....」と歌い出したのだ。

たぶん、外国人のファンだったと思う。発音がちゃんとしてた🤔

そして、また誰かが「How long.....」と続けて歌った。

すると、そこに居たほとんどのファンが、

How long How long How long How long to sing this song?

と、歌ったのだ。

 

その声は、前を歩いていたファンにも届き、まるで輪唱をしているように、

How long How long How long〜の大合唱になったのだ。

もちろん私も一緒に歌った。

 

そして、最後を納めるように、

to sing this song〜〜〜

と誰かが歌って、私たちファンは大きな拍手でこの曲を締めた。

誰だかわかんないけど、隣を歩いてた人と握手して笑いあった。

 

水道橋駅までの道すがら、ずっと気持ちが暖かった。

 

ROCKは、私の心を救ってくれた!

漠然とした想いだったが、確実に何かを乗り越えた気分だった。

 

そして1990年代に突入すると、

私も猫たちにも、大きな変化が訪れるのである…。

 

 

To be continued.....

 

 

年末ということで、U2のNew years day のライブ貼りました。

私のお気に入りのボノです😍

 


www.youtube.com

 

皆さま、良いお年をお迎えください!

2023年も、還暦人生振り返りブログ更新します!

来年もお付き合いくださいね👍