もうすっかり秋。
このドラマに出会ったのは8月初め、猛暑の中、自分も放熱しながら画面に釘付けになっていたことがウソのよう。季節とともにクールダウンして冷静に見ることができるようになったね~。
何度も繰り返し見てると、こんな場面あったのか~! と二度感動することがあるから楽しいな。
●Alarm for Cobra11 シーズン11 第4話
Gegen jede Regel(原題)特別機動隊の陰謀
3話に続き警察内部の事件。私ならどうする…?と考えさせられたエピソード。
※このDVDジャケットはレンタル版で3話&4話が入ってる。
☆エピソードの詳細(ありとあらゆる事)は、
アウトバーンコップファンサイト へ
★ゼミルファンの方は、Semirマニアの洒落言 へ
今回は、冒頭からワクワクするシーン続出!
夜のアウトバーン、暴走する犯人の車を追うゼミル&クリスの覆面パトカーの青い警告灯が、渋滞している車のストップランプの赤い色の中では、際だって目立つことを発見。
遠くからでも青い色がチカチカしているのがよくわかる。
なるほど、青い色って目立つのね!
犯人に車のタイヤを銃で撃たれた二人は、一般人の車で追跡するんだけど、その車がド派手なヒッピー風のビートル。ゼミルはやたらはしゃいで運転するんだけど、その後の二人の会話にニンマリ。
「昔はこんな車乗ってたんだ~。俺のは炎の絵が描いてあったんだぜ~」
「で、音楽はACDCの地獄のハイウェイかけてたのか?」
「な~に言ってんだよ、ディープパープルのスモーク・オン・ザ・ウォーターだよ~」
と、ここでBGMが、スモーク・オン・ザ・ウォーターのリフに一瞬変わるのだ!
絶妙なタイミングで、また、軽快なBGMに戻るんだけど、こういうことに嬉しくなるのも年のせいか…。ゼミルと同世代なんでね~。
それと、このドラマのテーマ曲はすごく気に入ってて、コピーしたくなるね~。
原曲はオーケストラだけど、アレンジするとカッコイイ曲になるでしょって思うのね。
さて、エピソードは、追い詰められた犯人の1人が女性を人質に農場に立てこもる。
そこに応援に駆けつけたのが、特別機動隊。
その隊長がクリスの旧友で命の恩人という設定。
だけど、彼は警察が押収した麻薬を横流ししてるんだよね。
特別機動隊のグループみんなが関わってるんだけど、ゼミルの告発がきっかけでどんどん明るみになっていく。
何だか第3話と同じように、警察の仕事だけじゃ満足に老後も暮らせないから仕方ないんだよ!
って雰囲気があり、ちょと辛くなるストーリー。
本当はいい警官だったのに、いつの間にかどんどん流されてしまって、気がついたらもう元へは戻れないという感じ。
最後のシーンは、逃げる隊長をクリスが追い詰め、そして二人が同時に銃を撃つ。
西部劇の決闘シーンみたいだったよ~。クリス、カッコイイ!
ガクッと膝を折る隊長、近づくクリス。
隊長はクリスの手を握って、そして息絶えるのだった。
究極の決断を下さなければならない一瞬、自分ならどうするだろう、と考えてしまった。
信じたいのに、信じられないという状況って、長い人生においてどれだけあるのかなと。
そんな状況にまだ遭遇したことがない自分は幸せだと、しんみりしてしまった最後のシーンだった。
ここ数日ずっと気になっていたのが、日本のパトカーのこと。
以前、謙信さんのコメントでドイツのパトカーに対抗できる日本のカッコイーパトカーは、
「交通機動隊のフェアレディ」ということで、探したら見つけました!
しかも、地元・神奈川県警のものらしく、二度嬉しい発見!
1972年にS30型 (240ZG) のパトカーが日産より神奈川県警察高速道路交通警察隊に寄贈された。
当時は“最強のパトカー”ともいわれ、1980年まで活躍した。
とのことです。
これは、かっこいいーね~。
それともう一つ。
実際のAutobahnpolizeiではわからないんだけどドラマの中では、車を停車させる時に電光掲示板でメッセージを出すのね。その文字が、
『FOLGEN』『BITTE』という文字で、日本語字幕だと、
『停車してください』になる。
ドイツ語の『BITTE』という言葉は、英語で言ったら『PLEASE』みたいな感じだけど、もっと多くの意味で使われる『魔法の言葉』と言われているようで、『BITTE』には優しいイメージがある。
で、日本ではどうなのかな~と、調べてみると、
『パトカーに』『続け』とか、『左に寄れ』『パトに続け』等のバリエーションがあるらしいのだが、ドイツに比べたら威圧的ですよね~。
私はまだこの電光掲示場を見たことがありませんけど、もっと優しい言葉を見た人がいたら、教えて欲しいです~。
パトカーって、奥が深くて面白い!