I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

RexとWienの風景のこと

イメージ 1Kommissar Rexのオープニングはシュテファン大聖堂とウィンナワルツで始まる…

と、そこにRexが勢いよく窓ガラスに飛び込みグワッシャ~ン!という効果音とともに登場!
きゃ~、すっごいリアル。
瞬間、いかにも90年代っぽい軽快なテーマソングに代わってオペラ座、プラターの大観覧車、分離派会館(Wiener Secession)などが、次々と現れる…。

イメージ 2世界的にも有名な建物がこれでもかって出てくるのに、私ときたらぜんぜ~ん知らないんだもん。
私はRexのオープニングでウィーンの虜になってしまったのだ。

ドラマは、ウィーンの美しい風景とは裏腹に、ドロドロした事件が多いのもツボに入った。

私はシーズン1の9話、ゲストの犯人役がGedeon(シーズン4からRexの相棒アレックス役ね)のエピソード「殺人鬼」から見ているわけだが、この事件がすごく可笑しいの。

怪しげなセックスパーティを(月1だか週1だか忘れたけど)、えらく豪勢なお城に集まってやってるグループの1人がGedeon。仲間以外とはセックスしないのがルールなんだけど(笑)、入院中のGedeonが、看護婦のおかしな態度から自分はHIV陽性だと勘違いして、仲間の誰かが自分にうつしたと思い込み、自暴自棄になってみんなを殺し、最後は自殺未遂という、ま~、倒錯しまくってる事件なのよ。
しかもGedeonがHIV陽性だと勘違いした原因は、病院のカルテが間違ってて、それをGedeonが盗み見て勘違いしちゃう。結局、Gedeonは何のために殺人なんかしちゃったの? という結末…。
(Gedeonの役の名前を忘れてしまったので便宜上Gedeonと書いてますが、もちろんGedeonはHIVではないと思います)

イメージ 3どちらかというと事件自体はどうでもいいっていうのが本音。
Rexが毎朝Wurstsemmelnを買いに行くパン屋の古めかしい外観とか、石畳のストリートとか、歴史を感じさせるモーザーのアパート、その階段やドアなど、Rexの目線で映るウィーンの風景はワクワクする。ウィーン警察の建物も古くて、中に入るとゴシック調(というのでしょうか?)の大きな柱がずらっと並び、実在する建物でロケをしているのか、建物の中が暗いのも魅力的。

そんなウィーンの風景と、Rexの活躍&ハチャメチャなモーザー警部の人生を、楽しみに見続けたドラマだったのだ。

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