2020年1月から始まったコロナ禍。
閉塞感漂う日常で、慣れない生活を強いられた。
3月には父が他界し、姉の精神状態が不安定になり、何度も実家に帰る日々が続く。
そして追い討ちをかけるように、Bob,天に召される。
この年、2020年に何があったのか、あまり思い出せないのは、Bobのショックと矢継ぎ早に起きる多くのことを対処しなければならなかったからかもしれない。
そして11月には、待望のBob新刊が発売。
前年の2019年にも翻訳本が発売されて、映画第2弾の原作本として紹介されていた。
明けて2021年。
毎年恒例のBobカレンダーも、Bobがいない寂しさから、写真を見ながらしんみりとする。
一向に治らないコロナ禍で、職場の研究員たちは在宅勤務が日常になり、私だけが出勤するような毎日。ただ、出勤するのが仕事、と言うような、何もすることがないつらさ。
ようやく年末近くになって、映画『ボブという名の猫2 幸せのギフト』が、翌年2022年2月25日ロードショーと決定して、少しだけ心が踊る。
前売り券を買って、おまけをもらう楽しみも戻ってきた。
そして、2022年2月。
コロナ禍は依然、終息していなかったが、映画館は徐々に開放されるようになった。
待望の『ボブという名の猫2 幸せのギフト』をHさんと一緒に、シネスイッチ銀座に見にいったのである!
第1弾の頃より、キャンペーン自体は縮小されたけれど、シネスイッチ銀座のディスプレイはいつものようにワクワクさせるね。
グッズは、缶バッチとクリアファイルとポスターだけになっていたけど、しっかり全種購入。
もうこの世には居ないBobの姿が、スクリーンに映し出されると、何もなくても涙が出てきた。
映画自体は、第1弾を見なくてもストーリーが見えてくる、いい脚本だと思った。
日本とはまったく別格の猫や犬の扱い方。
ペットと言わずに、コンパニオンアニマルと表現するに相応しい対応。
いまだ日本では「犬畜生」なんて言葉が示すように、人間よりも格下扱いだ。
日本人には大いに考えさせられる映画だったのではないかと思う。
Bobの映画を見て、ようやく心が一段落して間もない4月。
またもや、とんでもない出来事が起きるのである。
人生って、ジェットコースターのようだ…。
To be continued….