I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

Are you gonna go my way イベント企画制作編③

 

2008年7月から開始したエコキッズイベントは、青山ブックセンターの2店舗を皮切りに、9月には有隣堂ギャラリーで開催した。

 

カトウくんのおまけ展でも悩んだ、会場スペースの大きさ。

ここをどう生かすかがネックだった。

 

neocats.hatenablog.com

 

メインはアムールヒョウの写真展だが、写真だけでは面白くない。

もっと何かが欲しい!

そう思って相談したのが、東京造形大学の卒業生の田中君だ。

すでにデザイン事務所に就職して忙しい身ではあったが、快く相談にのってくれたのである。

 

そして…。出てきたアイデアはというと…。

等身大のアムールヒョウと、ロシア・タイガの森を再現!

 

アムールヒョウの等身大…。

どうやって作るのか?

 

立体ではなく、アムールヒョウの画像を大きく引き伸ばしたものを強化ダンボールに貼り、それを立てかけるというものだ。イベント会場などでよく見かけるものだね。

さらに、強化ダンボールで樹々を作り、会場に設置する。

これが見取り図である。

 

 

アムールヒョウの画像を実物大に拡大するには、高解像度の元画像が必要。

幸いなことに、ユーリーシブネフさん(NHKスペシャルで登場したアムールヒョウ研究者)の写真を借りることができたので、ここから3頭のアムールヒョウを選んだ。

そして、実物大がどのくらいかというと、

 

体長: 約180cm

体重: 32〜48kg

 

人間と同じくらいの大きさになるんだね。かなりの大きさだ。

これらを制作するためには、プロの手が必要だった。

そこで田中君が紹介してくれたのが、ダンボール制作会社・株式会社タカムラ産業だった。

 

takamura-tmsg.jp

 

同社は、トライウォールという3層の強化ダンボールで什器や家具などを制作している、ダンボールの可能性に挑戦している会社だ。

同社に、実物大のアムールヒョウと森の制作を依頼したのである。

制作開始して、すぐにぶつかった問題点が、画像を実物大に拡大すると解像度が低くなり、クリアに印刷できないことだった。ところが解像度低めの画像が、別の効果を導き出したのである。

 

 

上のアムールヒョウ、立体的に見えるでしょ? 

でも1枚の写真なのだ! この効果には驚くしかなかった。

遠くから眺めると、立体感が増加するのである!

写真に収めることで、さらに立体感が増す。

不思議な現象。

こうして、実物大アムールヒョウの制作、森の制作、写真パネルの制作と、有隣堂ギャラリーでの準備は着々と進んだのである…。

 

To be continued..