第４話「ゆがんだ熱愛」 Moerderische Leidenschaft（原題）
今回のエピソード。
あくまで個人的な意見だが、つまらなかった！
理由は人物設定と俳優のギャップが大きすぎたこと。
今回のゲスト女優、男優どちらもイケてない。
演じた俳優さんには申し訳ないけど、そう言わざるを得ないというか。
冒頭、性的魅力で恋人をそそのかし、友人を殺害させたディアナに有罪の判決が下される裁判所の風景。世間を賑わせた「性的魅力」を持つ女性とは、どんな女なのか？って期待が膨らむんだけど…ガックリ。
この女優さん、シーズン１ 第10話にも被害者として登場してるのね。
シーズン４からREXの相棒になるアレックスが犯人役ゲストに出たエピソード。
その時も美人じゃないな～と思ってたけど。
「性的魅力」を持つディアナに恋い焦がれて、裁判に通ってた教師ベルクマンが、兵舎に忍び込み兵隊を殺して機関銃を奪う。
その機関銃を持ってディアナ護送中の車を襲撃、彼女と一緒に逃避行…。
すごく劇的な話でしょ～。純愛とも言えるよね～。
男性は生真面目な教師、一方、女性は魔性の女。
この組み合わせだけでもドキドキするのに、二人ともぜ～んぜんダメなんだもの…。あ～。
気を取り直し、REX＆モーザー、お約束の朝の風景です～！
とうとう、モーザーの怠け者体質がREXにうつってしまったよ！
電話が鳴ってるのに二人とも起きない！
モーザーがREXに電話を取ってこいと言うと、REXはわざ自分のブランケットを口にくわえて頭からすっぽり！
こ～んな技もできるREXには脱帽ですね！
「なんで、お前がそんなに疲れてるんだよ！」
事件発生の電話で支度を始めるモーザーを横目にREXは、まだ寝てる。
「仕事だぞ！ おい、死んだふりか？ お前のクッキー食べちゃうぞ」
しばらく考えたREXは、クッキーに釣られてむくっと起き上がるのだった…。
さて、逃避行した二人の潜伏先を発見し、現場に急行するモーザーたち。
二人に気づかれないように突入するためには、部屋に二人がいる確証をとらなくてはならない。
しかし周囲は見晴らしのいい場所で、警官がウロウロすると気づかれる恐れがある。
そこで、REX登場です！
そして、今回も突拍子もない作戦です！
REXの首に小型カメラを取り付け、耳には小型ヘッドフォンのようなものを付け、モーザーの指示でREXがアパートの向かい側にある窓と同じ高さにある線路に立つ。そこからカメラの電波を飛ばし、モニターで確認するという作戦だ。
人間が行けば目立つが、犬なら目立たない…。
これは昨日の剥製作戦と似た発想だけど、大分、無理があるような？？？？
REXの活躍（？）のおかげで、部屋にいたディアナは逮捕、しかし教師ベルクマンは逃走。逆上したベルクマンは人質を取り、自分の学校に立てこもり人質とディアナの交換を要求した。
以前にも潜入捜査に協力してもらったエリザベートをディアナの身代わりに立て、接近する寸前にベルクマンを確保する作戦を立てたのだが…。
これが失敗するのよ！
爆弾まで使う大がかりな作戦だったのに。
結局最期は、REXがベルクマンを追い詰め、無事逮捕に至るわけだが、この時のREXだ。撃ちまくるベルクマンに、おかまいなく堂々と余裕で近づいていくわけ。そして、牙を剥いて唸るんだよね…。
黒澤明の「椿三十郎」みたいな、不敵な無謀さを感じたな～。
ま、その前段階でREXがちょっと失敗するんだよね。
その失敗を挽回するかのような心情も見て取れる。
そんな男気を感じたシーンでもあった。
モーザーもクリスチャンも霞んで見えたもの。
今回のエピソードは、椿三十郎的REXに努力賞のみ！
次回に期待したい！
