I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

REXシーズン3 #3 のこと

REXシーズン3#3
第3話「博物館殺人事件」 Tod im Museum(原題)


第2話に続き、今回もウィーン観光案内バージョンだね。
舞台はウィーン自然史博物館 (Naturhistorisches Museum Wien)。
あまりの美しさに唖然としたんだけど、外観だけでなく展示物もふんだんに出てくる。

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自然史博物館は、世界でも主要な博物館の1つとされる。
フランツ1世(フランツ・シュテファン)が1748年にフィレンツェのジャン・ドゥ・バイユウから購入したコレクションが起源で、長く皇室で管理されていたが、フランツ・ヨーゼフ1世がウィーンに移し1876年に帝国自然史博物館を設立し、1889年に公開した。
昆虫、宝石、鉱物などから翼竜まで、地球の歴史を辿ることができる。絶滅種や絶滅危惧種を含む多くの剥製は、極めて貴重なもの。


イメージ 2広場を間に向かい合う全く同じ外観の建物はKunsthistorisches Museum (美術史博物館) で、絵画部門や考古学部門など、第一級のコレクションが展示されている。

イメージ 3自然史博物館中央ドーム下のホールでは、毎年シーズンになるとムール貝やアスパラガスのディナーが供される。博物館の屋上から眺めるウィーンの絶景も素晴らしい。



この中央ドームから真っ逆さまに男が落下、死亡する。
現場には自分のスタジオを開設したばかりのカメラマン・クリスタが写真集の撮影のため居合わせていた。彼女は男が落下する前、撮影中のヒグマの剥製に隠されたダイヤモンドを偶然発見したのだが…。

さて、モーザー&REX朝の風景、復活。

キッチンで激しく吠えるREX。視線の先は「The Best」と書いてあるドッグフードの箱。REXが背伸びしても取れないように一番上の棚に置いてあるんだね~。お腹が空いてるREXは箱が取れなくてイライラしている。
怠け者モーザーは、もちろんグッスリ。
REXは、ちゅーちゅー鳴るおもちゃ(これが緑色の変な顔のオモチャ。不気味なのよ~)を咥えて、モーザーの顔面に迫る…。
そして、顔の真ん前で、思いっきり「ちゅ~~~~!」
「うわっ… 何だよ…」
と言いつつ、再び寝るモーザー。

この風景って、私の家でもよくあることなので、個人的に笑えたね。
動物って、みんな早起きでしょ?
私も朝遅いから、毎朝この繰り返しですな~。


さて、今回はいかにも怪し~い男が登場するんだけど事件解決して後、あの男の存在は何だったのか?という疑問が…。他にも疑問点がいっぱい…。おっかしな事件だったね~。

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カメラマン・クリスタは、見つけたダイヤモンドを4個だけネコババして、ダイヤの袋を元に戻すんだ。そして、スタジオに置いてある年代物のカメラのフタ(?)の裏側に粘着テープではりつけて隠す。
これもただ、モーザーと美女の接点を作るためのシーンだったの? とも思える。

で、ここでまた新事実!
モーザーは昔カメラマンを目指していたことが判明!
これまで、モーザーの人物像を私なりに解釈してきたんだけど、大型トラックの運転手、レーサー、そしてカメラマン…。
マックスに逮捕(補導?)された経験もあり素行の悪い少年で、今は刑事…。
謎が多すぎ…。それだけに女性を惹きつける魅力があるってことかしら…

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事件の真相は、何年か前に宝石店から強奪されたダイヤモンドが未発見のままだったのだが、そのダイヤモンドが、ヒグマの毛皮に隠されていたのだった。隠し場所としてはすごいよね。どこもそうだけど、平日の博物館は来館者も少なく、この博物館の剥製の動物たちはそのまま展示されてるから、いくらでも隠せるってわけよねえ。
で、犯人は刑期を終えて、このダイヤモンドを取りに来たってわけね。
しかし、仲間達もその時を狙ってて(仲間には隠し場所を言ってなかったのかな?)博物館で見張ってた。犯人は、その二人の仲間が邪魔だから殺しちゃったっていうことね。


今回のREXの活躍、あまりにも突拍子なくて…。
犯人を現行犯逮捕するために、博物館に刑事たちが張り込むんだけど…。
REXはナント!
剥製のオオカミとかキツネが展示されているガラスケースの中に入り、剥製に成りきって張り込みをするわけよ(笑)
ご覧ください、剥製に成りきってるREX…。

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ま、戦術としてはアリなのかな…。
誰かがヒグマのそばにいれば、犯人はダイヤモンドを取り出すことができないわけだからREXが剥製になって見張るのが一番だよね。しかし…、スタッフが楽しんでるとしか思えない脚本だった(笑)。

今回は、ウィーン自然史博物館とREXの剥製を見ることができたこと(笑)、そしてモーザーの新事実判明と共に女遊び復活か? というエンディングが良かったね!

クリスタのスタジオから帰ろうとすると、彼女がモーザーに言う。
「お茶でも飲んでいかない?」

モーザーの目がキラッと光る(ホントに目が変化するのよ!)。
モーザーは腕時計を見ながら、REXに言う。

「時間はあるかな?」  「ウ~っワンワン!」

二人でニッコリ笑って、エンディング!
このシーン、好きだな。REXを尊重して、お伺いを立てるところがよろしい。
モーザー、ちょっと進歩したか?