2017年8月4日。
『ボブとジェームズのトーク&サイン会』その2
会場:紀伊國屋書店8階イベントスペース
Bobはゴロンと横になったあと、Jamesさんのトークショー。
当初、ボブは映画に出る予定はなかったという話。
俳優猫たち6匹がそれぞれ演技をするはずだったのに、コヴェントガーデンでの撮影時、大勢の聴衆の前で俳優猫たちが怖じ気づいたという。
それで、Bobが演技することになったんだね。
というか、いつもここでBob&Jamesさんは仕事をしていたわけで、いつもと同じことをするだけ。バッチリのはずよね。
日本のキャットフードについて。
ロンドンの最高級品よりはるかに素晴らしい!と大絶賛!
『ちょっと表現は悪いけど、がっつくように食べている』とジェイムズさんは語った。
その後、来場者の質問コーナーだ。
私はすかさず手をあげたが、2番手だった😅
私の質問。
日本の翻訳本は現段階では2冊しかない。
ジェイムズさんの本は何冊も出版されているのに、なぜ日本語に翻訳されないのか?
次の出版の予定はあるのか? そして、次回作を出版するなら、ぜひ、写真集にしてほしい。
Jamesさん。
私の質問を通訳さんが話した時、一瞬、Jamesさんは苦笑いをしたように見えた……。
出版については、現段階では出版社と相談、新作としては、アニメーションを制作中という話が出た。
近いうちに発表するとも言ってくれたけど、翻訳本については、はっきり答えてくれなかった。*しかし、この後、写真集が出版されたのよ!
他のファンからの質問。
ボブの年齢のこと
ボブと一緒に暮らしてる猫ちゃんのこと
近所に越してきたボブと同じトラ猫ちゃんのこと
ボブが家でいろんなものを破壊していること(笑)
ジェイムズさんの音楽活動のことなどなど。
そして、いよいよサインと撮影会。
私はプレゼントを手に、順番をドキドキしながら待っていた。
Bobは相変わらずお疲れモードで爆睡中。
Bobをテーブルに寝かせたまま、スリーショットを撮るのは予定外だったためか、スタッフたちがアングルを決めるのに苦労をしていた。
そんなドタバタ劇を見ながら、私はジェイムズさんの目の前でちゃんと話したいこと話せるかな…と、そればかり考えていた。
そして…。
私はプレゼントを手に、Thank you for coming to Japan. と言って、これはボブへ、これもボブへ、こっちはジェイムズさんへ、と言ってプレゼントを渡した。
それから、会えて嬉しいとか、興奮してますとか、矢継ぎ早に言ったあと、
I just wanted to say, Thank you!
と言ったところで、涙がど〜っと溢れてきてしまった!
やばい!って思ったけど、もうダメ。泣くのだけはやめよう!って思ってたのに…。
でもジェイムズさんは、OK、OK、と言って私の手を握ってくれたのである。
そして最後にもう一言、伝えたいことがあった。
それを言おうと思って、下を向いたまま『You are..... You are.....』と口ごもってると、通訳さんが「ゆっくりでいいからね」と言ってくれて。
You saved my life.
私は涙声でそう言って、下を向いた。
すると、Jamesさんはハグしてくれたのである。
そうなのだ。
みつ子を亡くして、生きているのに死んだようになっていた私。
そんな私を救ってくれたのは、Bob&Jamesさんなのだ。
同じ思いを持つ人々が、世界中にいる。私と同じ気持ちの人たちが。
ありがとう、Bob&James
記念撮影は、Bobが爆睡中のため、不思議なアングルでの撮影会になった😂
暖かい気持ちで、紀伊國屋書店の7階の洋書コーナーへ行って、ここでも記念撮影。
あっという間にBob&Jamesの来日スケジュールが終わって、翌日にはロンドンに帰国するという。
2017年8月は、私にとって忘れ難い心踊る記憶として刻まれている。
To be continued….