ドン底から天国へ。
2010年9月25日
METALLICAのステージが終わり、恒例のファンサービスでLarsがステージから降りてきた。そしてまっすぐ、私が作ったLarsのバナーに向かって歩いてきた。
しかし、私をドン底へと突き落とす展開になろうとは、想像もしなかった。
Larsにアピールするため、必死になって作ったバナー。日本には3枚しか入ってないというTAMAの販促用バナー。必死にFront rowを取ったのに。
それなのに…。
Larsは、バナーの真ん前に立った。
でも、ラーズの視線の先に私はいない。
死守していたバナーの前を、人混みに押されて離れてしまったのだ。
そして、バナーの前には興奮した男が立っていた。Larsは、
「You made it? you made it?」
とバナーを指差して言ってる。
この男は、おそらくLarsの英語を理解してなかったんだろう。
ただワーワー言ってるだけだった
Lars、Lars!
It’s mine!! I made it!
Lars、Lars!
No,no,no, Not his! It’s mine!
あっ!それは、私が作ったの!
それは、私のです!
違う! そいつのじゃない!
私のバナー!
しかし、私の声はLarsに届かなかった。
必死で叫んだのに。
あんなに近くにいたのに…。
私を見てくれなかった…。
Larsは、その男にスティックを1本渡して、戻っていった…。
ここまで来て手が届くほどそばにLarsが居たのに、伝えられなかった悔しさで立ち尽くした。意気消沈して家路についた私だったが、明日は直接会えるんだ!
明日話そう! 明日だ!
9月26日。
METALLICA backstage Meet&Greet
会場について、meet&greetの集合場所に急ぐ。
とうとう会える!
ブログで友達になったMさんもウキウキしている。集合した人たちを見回すと、どうやら女子は4人、他はみんな男性だ。
スタッフの指示で私たちは会場内へと入った。
ずらっとイスが並べられた場所に着いて、そこに座った。
スタッフの説明も、Mさんとの会話も、今や何も覚えていない。ただただ、緊張感だけ。
覚えた英語もすっかり忘れてしまった。
最初に登場するのはおそらくRob。
次がKirkで、Lars、最後はJamesだろうと予想しながらドキドキしていた。
*ここからはLarsとの一部始終を記録したい。他のメンバーとの詳細は後日!
あー!
Larsが来た〜〜!
こっちに歩いてくる!
私は、Larsが来た瞬間、反射的に、あの”問題のバナー”を広げて、Larsに見せた!
すると、Larsは、
I like it! I like it!
I want to hang it in my bedroom!
と言って、私のバナーを見て笑ってくれた!
覚えててくれてた!
そして私は男性二人の次の3番目!
何と女子では1番目…。
心の準備ができてない…。
あ〜、来た…。
Nice to meet you……
と、Larsが私の手に触れた時、緊張が頂点に達した。
キャー!
と意味不明🤣🤣🤣に叫ぶ私。
Larsはすごい力で私の手を握り返し、彼独特のユーモアで返した。
Oh! my God! Oh! my God!
He is real! He is real!
Oh! my God!
そして、Larsは
What can I do for you ?
と言ったので、私は
Talking!
と、こたえた。
Talking!?
と、オウム返しするLars、周りのみんなもドッと笑う。
ちょっと緊張とける。
こう言ったのは、前日のバナーについて、直談判したかったからだ。
Larsにバナーを見せて、
Very cool, and I especially like "LIPS".
と、私が書いたメッセージの一部をさした。
そう、そこが好きだったの…。
嬉しそうに何度も「LIPS」と言うLars。
実は、これは私のスペルミスなのだ。
Iではなく、正しくはY。
しかしLarsは、私が意図して「LIPS」と書いたと勘違いしている…
私はこの時初めてミスに気づき、固まる😅😅😅
とにかく、
「昨日、あなたは私の叫びも聞かずに、別の男にスティックを渡したでしょ!」
と言いたかったのだが…、またもや、英単語をボソボソ並べる私😅😅😅
でも、通じてる!
He lied?! He lied?
驚いた顔で、大声で言うLars。
Yes! I made this!
私も叫んだ。
Oh! Bugger! Jesus!
というわけで、ここからは恥ずかしい私の一部始終をYouTubeでどうぞ!
METALLICAファンクラブではMeet&greetの様子を撮影してくれてる。で、何人かピックアップして公開してるのね。この日のメインはLars&女子4人の映像だ!Larsの反応もユーモアがいっぱい。後半の映像では女子4人に囲まれて嬉しそうなLarsが印象的だ。良い思い出だったなー。
*1分55秒くらいから私の映像は始まります*
どん底から天国って、この事よ!
まだまだエピソードは続くのよ😂
To be continued….