I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

Through the Never METALLICA来日編②

激戦、Front row!!!!

2010年9月25日

さいたまスーパーアリーナ、私は会場入り口で列に並ぶ。

NYに一緒に行ったS君、ブログで友達になったMさんも一緒だ。

ファンクラブ(metclub)の会員は、先に入場できるということで、午後3時30分になって、スタッフが「1番から20番まで」って言ったような気がしたんだけど、もう、その瞬間からみんながど〜っと走り出した。

私は後の人に押されて、走らなきゃいけない状況になり、とにかくみんなと一緒に走って会場に入ってしまった。

殺気立ってた。

私は突き飛ばされないようにと、全速力で走ったのだ。

しかし、一緒に並んでたS君もMさんもどこにいるかわからず、私は一人に。

運良く、最前列、しかもほぼ中央に陣取ることができたのだ。

絶好のポジション!

私はLarsに見せるバナーを取り出し、紐をくくりつけて設置。

 


ところがだ…。

 


あとからあとから、人間がどんどん入ってくる。

どんどん身動き出来ない状況になってきた。

 


なんだこれは?

 


しゃがむこともできない。カバンから携帯出すのも一苦労。

直立不動のまま、ラッシュの電車の中よりひどい状況。

 


時間はまだ午後4時前である。

METALLICAのライブの前にはオープニングアクトが2つも出るのだ。

 


この体勢のままMETALLICAが出てくるまで、こうしてなきゃいけないのか。

信じがたい状況だ。

座ることもできない、トイレにも行けない。

 


途方に暮れた。

 


しかし、ここまで来たらもう観念するしかないだろ!

Larsにバナーを見せるために最前列取ったんだ。

それだけのために根性でがんばろう!

 


ところがその決心がもろくも崩れそうになるのは、オープニングアクトの演奏が始まってからだ。

ガンガン押されて、すごいことになってきた。

鉄のついたてのパイプがあばら骨と膝頭に食い込んでくる。

ハンパじゃない!

さらには、後ろにいた大阪弁の女が私の隣に割り込んできてからは、もうこの女とのバトルで、疲れきってしまうありさま。

 


「ダメダメ、もう!! 後に行きなさい!」

 


怒鳴る私。

 


こんなことでケンカしてるなんて、情けなくなってきた。

楽しみにしてたライブなのに、なんで怒鳴ってるのよ。

 


徐々に衰弱していく私…。

泣きそう…。

 


そして、午後7時15分過ぎ。

ようやく、

ようやくMETALLICAの登場だ!

 


どよめく会場!

Larsのチャイナ(シンバル)で、カウント4つ。  

私の大好きなCreeping Deathだ! 

血管切れそう!

こんなに近くで見られるなんて…。

感激と感動と、涙が出そうになってるのと、もうぐっちゃぐちゃ。

体中痛くて、足が疲れてて、倒れそうだったけど、そんなのどこかに吹っ飛んだ。

Larsの顔があんなに近くに見える〜。

 


身体中が痛くて死にそうで大阪弁の女とのバトルは続いていたが、それに勝るものがあるのが最前列。

Larsが時々、ステージの前まで歩いてきてくれて、私のバナーを見て笑ってくれたし、冷たい水が入ったコップも、私達の方に投げてくれたし。

場所的に、Larsが右サイドに来る確率が高いこともわかった。

 


時間はどんどん過ぎていき、最後のSeek&Destroy…。

あ〜、もう終わっちゃう。

楽しいことは、あっという間。

 


曲が終わって、大歓声の中…

 


えっ?! えっ?!

Larsが! 

Larsが、ステージから下りてきた?!

え〜〜〜〜〜〜!?

こっちに来る!

こっちに来てるよ!

まっすぐこっちに向かって歩いてくるではないか!!

 

 

私は、Larsの目的が、私のバナーだとすぐにわかった。

周りの人間が、どっとLarsに向かって突進する。

私の頭の上からは、何本もの手が伸びて、まったく収拾が付かない状態。

 


Lars!Lars!」

 


大勢の人間が叫んでいる。

Larsは、私が作ったバナーの真ん前に立った…。

 


To be continued...