2010年9月26日 スタンド席にて
Meet&Greetが終わったあと、ぼんやりと荷物の整理をして、サインをしてもらったスネアとタンクをクロークに預け、2階のスタンド席へ。
前日の過酷な最前列とは違って、とっても落ち着いた雰囲気。正面右よりの席。
こうして高い位置から見ると、ものすごい数の人間が会場にいることに、改めて驚いた。
1万5千人が会場にいたのである。
この日は、METALLICA初体験の以前の出版社の同僚と一緒だ。
さいたまスーパーアリーナでは、過去にU2を観たが、スタンド席で見るのは初めて。
物珍しくて、ライブが始まるまでの間、双眼鏡でいろんなとこを眺めて時間をつぶした。
そして…。
7時30分過ぎ。
The Ecstasy of Gold。
スクリーンに、The Good, the Bad and the Uglyの映像。
そして、そして!
Larsが!キャー!
ほんの数時間前まで、あんなにはしゃいでLarsと過ごしたことが蘇る。
そばで見ると、私と同じくらいの身長で、小柄のLars。
しかし、ステージでドラムを叩くLarsはとてつもなく大きく見えるのだ。
スタンド席もなかなかいいではないか、と正直思った。
アリーナとは違ってドラムキットが全部見えるし、双眼鏡を覗けばもっと見える。
最前列では顔と上半身は、よく見えたんだけど、クラッシュとかチャイナ、タムの陰で、ドラムを叩くLarsの腕が見えなかった。
そんなことが少し残念だったのだ。
NYのMSGの2日目のスタンド席は、360度のLarsのプレイをみることができて、正直一番いい席だったと思う。
MSGはスタンド席と行っても、アリーナ部分が狭かったので、ステージに非常に近い。
さらに私の席はステージと同くらいの高さ。まっすぐ直線距離でLarsが見えていた。
そんなことを思い出しているうちに、アンコールJamから、カバー曲Stone Cold Crazyの後、Motorbreath。
いつものように、Jamesが
「S・e・e・k A・n・d. D・e・s・t・ro〜y!」
と叫んだ。
あ〜、これで終わっちゃうんだな。
この曲が始まると、悲しくなってしまう。
あ〜、終わってしまった。
3人がピック投げてる。
Larsもスティック、投げてる。
羨ましい。
この日、Larsはステージから下りなかった…。
あのバナー。よっぽど気に入ってくれてたんだね…。
METALLICAファンクラブで公開されていた2010年9月25日のライブの様子。私はこの時、最前列でつぶされそうになってLarsを見ていたのだ😭
METALLICA来日公演が終わったあと、お察しの通り、私は放心状態がしばらく続いた。
また会いに行きたいな〜と思っていたのに、2013年のサマーソニックには行かなかった。
最後の来日から10年間、METALLICAは日本から遠ざかってしまった。
2023年4月14日に、ニューアルバム『72 Seasons』リリース。
ツアーはヨーロッパから始まっている。
METALLICAメンバーが曲解説しているサイトはここ。
また、日本に来て欲しい。
そしたら、またバックステージパスに応募しちゃうんだけど🤣
今度はもっと大人の会話ができるように、もう少し英語もできるようにして。
でも、もうFront rowには行かない😂
スタンド席でじっくり見たい。
そんな年になってしまったよね〜
METALLICA来日編(完)