U2 #1
1998年3月5日、東京ドームでのU2 POP MART tourの感動は、5年ぶり来日ということもあったが、花道のすぐそばの席が取れたことが大きかった。
これまでスタンド席ばかりで、ステージ全体を見るには良かったが、やっぱりそばで見たいでしょ。
花道のすぐ下で、ボノをそばで見ることができたことは、何より嬉しかった。
その後、BOSSが5月15日に永眠。U2 ZooTV Tourのビデオで『One』が流れている時に天に召された。
私はしばらくOneを聞くたびにBOSSを思い出し泣いていたが、そのうちU2から遠ざかってしまい、新譜を買ってもそれほど執着しなくなった。
今回、還暦を機にブログを再開したことで、改めてU2を聴くことになり、U2についての記事を見つけて読んでいる。
そして、Oneができた時のことを、この記事で知った。
ジ・エッジが持っていた別々だった曲のアイデアをイーノとともに共同プロデューサーを務めていたダニエル・ラノワの勧めでひとつにし、それにボノが即興でメロディをのせた。歌詞も「言葉がまるで空からの贈り物のように降り注いできたんだ」(ボノ)というようにほとんどその場でできた。
-中略-
「『One』は「みんなで一緒に暮らそう」という古いヒッピー的な考えではない。もっとパンク・ロックなコンセプトなんだ。反ロマンティシズムさ。つまり、『我々はひとつだ。しかし同じではない。そして支え合うようになる』と歌ってる。そこに選択の余地はないと念を押してるんだ。しかし、今でもコーラス部分の『we get to carry each other(支え合う機会に恵まれる)』を『we’ve got to carry each other(支え合うべき)』だと勘違いする人がいるのにはガッカリするよ。だって、歌詞は『観念する』と言ってるんだもの。『さあ、みんなで一緒に壁を飛び越えよう』というのではないんだ」(ボノ)
Oneというタイトルから連想させるモノが、理想であったり、憧れだったり、高潔だったり、非常にピュアなイメージで心に飛び込んでくる。しかし、この曲が作られた時のボノの言葉は新鮮だった。観念するということ。
BOSSはある意味、いつも我々人間たちに観念しろと言っていたように思うから、不思議だ。
FIV発症してからも、BOSSは淡々としていた。達観していたような。
私は、今も不思議でならないのは、Oneが流れていた時にBOSSが逝ったことだった。あの時のBOSSと私を包み込むようなボノの歌声が、引き裂かれてしまいそうな心を慰めてくれたと思っている。
Oneという曲には、大きな力の存在を感じる。
前々回のブログで紹介したYouTubeはLIVE版だったので、今日はスタジオ版の紹介。例の如く、ボノがセクシー😍
U2は、今年3月17日にNew Album 「Songs Of Surrender」をリリース。もちろん予約した!
この話は次回まとめまーす👍