REXシーズン4 #10
第10話「爆破犯逃亡」 Gefaehrlicher Auftrag(原題)
シーズン4終盤に入り、超目玉のエピソード!
もちろん私のお気に入りエピソードです。REXシリーズ通して5本の指に入る大好きな一本です。
本国放送当時はこれがシーズン4最終話だったので、力が入ってるのも当然。
冒頭のシーンから、来た来た!って感じで大興奮でしたよ!
アレックスが囚人として刑務所に潜入捜査です\(^O^)/
正義の塊みたいなアレックスが、囚人になりきって潜入捜査するシーンは必見!
もちろんYoutubeでご覧いただきたい!
テーマが終わってすぐのシーンから登場しますので、冒頭部分だけでも見てね!
くわえタバコに、ボクシングで鍛えるシーンなどなど、超しびれます(*^_^*)
歩き方までワルになってるからね~。
こんな演技ができる刑事がいたら、速攻、事件解決じゃない~って思うんだけど。
潜入捜査が好きなのは、いつもとは違う顔が見られるからなんだ。
モーザーも時々潜入捜査をやってたけど、シーズン1第8話「復讐」で、アル中患者の病院に入院するエピソードは大好きだった。REXも健気で可愛かったし最高でした。
それに匹敵する今回のアレックス潜入捜査。当然、REXは意気消沈ですよ…。
アレックスの留守は長期と思われるし、電話がかかってくるたびにREXが電話に駆け寄る姿は泣けてくるね~。
さて、アレックスの潜入捜査は、爆弾テロ犯人のフリッツがターゲット。
しかし証拠不十分で主犯とされず、強奪した金の行方もわからず。
アレックスが刑務所内でフリッツに近づいて真相を探るという作戦だ。
しかも、フリッツは第二のテロ爆破を画策していると思われ、それを阻止することも任務だった。
このフリッツ役の俳優さん、
Thierry Van Werveke
(ティエリー・フォン・ウェルベック)
昨年、見たドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」(1997年制作)で、重要なマヌケなワルを演じてたんだけど、すっごく面白かった!
ここの役とはまったく違って、ユーモラスでなかなか見応えあった映画でしたよ。
お時間ある方は、ぜひ!
takboutさんのブログ「ドイツ映画とマニアの戯れ合い」には、この映画の解説されてますので、ご興味のある方はどうぞ!
「REX」に出会ってからは、ドイツ映画やオーストリア映画にも興味を持つようになって、楽しさ倍増ですわ!
さぁ、アレックスの潜入捜査の行方はというと…。
無事フリッツをそそのかし(笑)脱獄に成功! ていうか、この脱獄劇すごいのよ。
だってニュース報道までしちゃうし、ヘリも出して捜索してるし、ウィーン警察総出でアレックスの潜入捜査をバックアップしてる。
テレビにデカデカとアレックスの顔出しちゃって!
信じられない力の入れよう。それだけこのフリッツが大物ということなのかね~。
脱獄した後、アレックスとフリッツは、アレックスのワル仲間に変装したクリスチャンにかくまってもらうことに。
場所はアレックスの家だけどね。チンピラ風に変装したクリスチャンには笑えた!
似合わな~~~~い。無理あるよ。
REXはというと、潜入捜査だろうがなんだろうが、アレックスに会えるってだけでもう大興奮よ!
首を長くして待ってたのよね~。
アレックスがドアに入るなり飛びかかってルンルンですよ。
でも、アレックスはワルになりきってるため、たばこを一本ふかすわけです。
REXは、くしゅんとくしゃみをして、アレックスが手に持つタバコを奪い取り、ゴミ箱に捨てる。
不審な顔でその様子を見るフリッツ。
「タバコをやり始めたのは、ムショに入ってからだからな」
と取り繕うアレックス。REXは、火の点いたタバコをじ~っと見つめる。
「わかった、わかった」とアレックスはタバコを消すのだ。
リビングに行くと、REXはアレックスをソファに押し倒し、上に乗っかって喜びを隠せない様子!
このシーン、一瞬なんだけどREXが演技ではなくマジに喜んでるように見えて、微笑ましいシーンなの~。
一夜明け、フリッツは単独行動に出た。
スキを見て、フリッツの鞄に発信器を入れるクリスチャン。
当時の発信器って、携帯みたいな大きさなのね!
あんな大きなモノ、すぐに見つかりそうだけど…、案の定、途中で見つかって捨てられちゃう。
しかし、REXの嗅覚捜査で近くまで追いつくことに成功。
そこはフリッツがお金を隠した場所で、さらに爆弾が仕掛けられていたのだ…。
フリッツはアレックスの家の近くの公衆電話から爆弾解除の遠隔操作を行っていて、ヘララーは電話の逆探知に成功していた。
ヘララーからの連絡を受け、現場に急行するのだがフリッツは時限爆弾をセットした後だった…。
REXの嗅覚で爆弾のある場所を発見するが、
爆発まで3分を切っているではないか!
自分で解除しなければいけない状況。
大丈夫かアレックス!
爆弾処理班に電話をして指示を仰ぐアレックス。
じっと見つめるREX。
「そこのペンチ取ってくれ」
と、アレックスはREXに言う。
REXがドライバー咥えた時には、「違うよ! それドライバー!!!」って、思わず叫んだ私です…
そして…
二人は無事爆弾を解除して、抱き合うのでした…。
一方、包囲されたフリッツは爆弾を体に巻いて脅しながら、車を用意させる。
運転するのはヘララーだね。
このドラマ、重要なエピソードには、内勤のヘララーも現場に出てきます。
爆弾だらけのフリッツを隣に乗せて、ヘララーどうする????
この後、予想外の展開が!
ヘララーは、人がいない駐車場に車を走らせ、アクセルを踏んで車から脱出したのである!
車はフリッツを乗せたまま、他の車に激突、爆発したのだった…
ヘララーってあんなに太ってるのに、すっごく機敏な動きしたよね… びっくり!
今回の事件はウィーン警察総出の逮捕劇、最後にヘララーの大手柄で犯人は爆死しました…。
ストーリーの流れといい、テンポといい、REXのキュートなシーンもいっぱいあり、何と言ってもアレックスのワル姿を堪能できて、大満足の一本でした!