ベルサイユのばら:池田理代子 作
ベルサイユのばらは、日本を代表する少女漫画の金字塔だ。誕生50周年ということで、記念イベントが各地で開催される。東京会場の最終日は11/20だ。
50周年か…。50年前といえば、私は小3か小4。
当時、私は「りぼん」派で、「なかよし」派の友達と交換して読んでたね。
マーガレットは、ちょっとお姉さんたちの漫画だったから、ベルばらは、リアルタイムで読んでいない。単行本になってから読み始めたわけだ。単行本は1冊¥300くらいだったと記憶している。母にねだって毎月1冊買ってたような。
近所の小さな本屋さん。シーンとした店内にはキラキラした少女漫画であふれていたな〜。1日中座り込んで読んでいたい気分になる。小銭を握りしめてベルばらを買いに走ったね。大事に大事に読んだ単行本は、今やどこに行ったのやら。実家の押し入れで眠ってるのかもしれないけど。
さて、私は今年がベルばら50周年とは全く知らずに過ごしていたが、ある日、ベルばらに呼ばれたかのように(笑)急に読みたくなったのだ。なんなんだ?不思議だな〜と思いつつ、Amazonで検索する。おっ!これだ! マリーアントワネットの表紙、単行本第1巻だ!さらに検索すると、Kindle Unlimitedで第1巻と2巻がタダ! なんだこれは〜〜〜〜! ということで、私は1巻2巻をタダで読んだ後、寝る間も惜しんで全巻一気に読んでしまうのである…。
※キャンペーン中だったので、3巻からもちょっとお得に読めましたよ。
当時と同じ気持ちで涙を流し、感動し、歴史を学んだ。しかし、当時とは別の感覚で心に残ったことがある。
愛ってなんだ?
オスカルとアンドレが、アントワネットとフェルゼンが…、そして、アランやロザリー、フランス革命に向かっていく、たくさんの登場人物の心の内を見て、私の脳内にこびりついて離れない言葉。
愛ってなんだ?
たかが少女漫画と侮れない強烈な印象を残した漫画、ベルばら。
私はこの後、70年代少女漫画に、どっぷり浸かり始めるのである…。
次回に続く。