I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

REXシーズン1#10 のこと

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REXシーズン1 #10
第10話「殺人鬼」
Amok
(原題)


やっと10話まで更新しました(笑)。

毎日2話ずつの再放送なので、忙しくって。
AXNミステリーチャンネルに、REXのBBSが新たに開設されて(祝!)『録画が間に合わない!』と書き込んでる人がいたな~。REX専用BBSができたのも、REXファンが増えてる証拠ですね!

さて、今回のエピソードは超スペシャル!
犯人役ゲストはシーズン4からREXの相棒役を務める俳優・Gedeon Burkhard(ゲデオン・ブルクハルト)なんだよね~。
モーザーに逮捕されちゃった犯人が、3年後に刑事になってREXの相棒になるんですよ。
放送当初は3年も経ってるから、それほど違和感なかったのかもしれないけど、連続して見ると妙な感覚になるんだよね~。
え? あの人、犯人だったんじゃ…って。

過去記事「RexとWienの風景のこと」でも、少し触
イメージ 1れてるので読んでみてね。

いろいろ調べてみると、モーザーの後を引き継ぐ刑事役のオーディションは、オーストリア、ドイツはもちろんヨーロッパ各国から俳優が集まって大変だったみたい。大勢の俳優達の中から、ゲデオンがREXの相棒役を勝ち取った理由は、ゲスト出演した時に、しっかりコネを作っておいたことと、REXとの相性だったんだって。
REX役のReginald君が、ゲデオンを選んだわけよ。
さすが主役! 
相性が悪ければいい演技ができないもんね。

この写真(右)の本には、裏話がいっぱい載ってるそうなので、ドイツ語学習のために読んでみようかな!


さて、そ~んなスペシャルな第10話。

若き日のゲデオン(25歳だ!)を見ることができる貴重なエピソード!


冒頭からゲデオンの“肉体美”炸裂の演出にはニンマリしちゃったよ(笑)。

お見舞いのお花や観葉植物が飾られてる広~い豪勢な個室の病室で、ノートパソコンをベッドの上に置き、忙しそうに電話で仕事の話をしている男。容姿端麗な若き実業家という設定か。はだけたパジャマから胸板をチラチラ見せるところが、肉体派ゲデオンの正しい見せ方よね…。
ゲデオンのファンとしては、こういう細かいところにこだわりたい(無視してOK)。

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どうやら、交通事故で軽いケガをして入院しているんだけど、看護婦の様子がどうもおかしい。
検査と言って採血するんだけど、ビニール手袋して採血するの。男も何かが変だと不審に思う。
それで採血が終わった後、こっそり自分のカルテを見にいくわけだ。すると…。
HIV陽性」という文字を見つけて愕然とする。
自分がHIVに感染した理由は一つしかないと確信し、男は病院を抜け出した。
向かった先は、ある男のアパート。待ち伏せして銃を向ける。

「どうしてだよ! 何で浮気したんだ! 何で裏切ったんだよ~」と、叫び、銃を撃った…。


へ? ゲデオンさん、同性愛者の役なの????
殺された男もブロンドのイケメンで、ま~、それもありって感じだけど。
このドラマ、意外に大人向け(?)の脚本だからね、同性愛もありだよね。

ゲデオン扮する殺人犯が次に向かったところは…、なんとセクシー美女のアパート!
ここでも「裏切り者!」と叫んで、殺しちゃうんだよね~。なんでしょう、この展開…。

気を取り直し、今回のREX&モーザーお約束の朝のドタバタです~!(楽しい~~)

バタバタと朝の身支度をしているモーザー。
コーヒー飲みながら、服を着て…、部屋の中をあっちこっちドタバタ歩く。
「レ~ックス! どこにいるんだ、レ~ックス!」
REXは、モーザーにみつからないように、コソコソ隠れる。
風呂場を探しにきたモーザーの背後で、REXはシャワーカーテンから静かに顔を出し、
いきなり『ワンっ!!!!』と吠えて脅かすのだ!
つまり二人は、朝の忙しい時間にかくれんぼして遊んでるのよ~。かわいい~~。

それと、今回から新しい約束事が追加された。

二人のドタバタ風景には事件解決の鍵があり、最後に納得するという楽しみが増えたんだよね。

さて、事件のつづき。
イケメンと美女が、同時に殺されて現場に向かうモーザーたち。
連続殺人事件と想定し、二人の共通点が何なのかを探るべく、殺された美女のアドレス帳を調べると、案の定二人は知り合いだった。抵抗することなく至近距離で撃たれた形跡から、犯人は顔見知りと断定、死体を隠さず逃げていることから、次の犯行に向かったと思われる。
モーザーたちは次の犠牲者を出す前に犯人を探すと同時に、共通の友人たちに警告の電話をかける。
そこに1人の男が浮上、男を署に呼んで事情をきくと…。


ナント、この友人グループは週末になるとウィーン郊外のお城に集まり、乱交パーティをしていたのである!
 彼らの約束事は、他の誰とも関係を持たないということだった。
だから殺人犯の男は、グループの誰かが他人と関係を持ったからHIVに感染したと思ったのである。

モーザー&REXとシュトッキーは、男の犯行を阻止するため、ウィーン郊外のお城に向かう。
男はお城に立てこもり、いきなり銃撃戦になるのよね。
ちょっぴり違和感あったけど、男の狂気を表現したかったんだろうね。
しかも、部屋にガソリンをガンガンまいちゃって、焼身自殺するつもりなんだよ。

ふんふ~んって鼻歌まじりでガソリンまいてるから、こわい…。

イメージ 3モーザーはお城の管理人から裏口の通路を教えてもらい、侵入。男を説得するため接近するのだが、男はガソリンをまいた周りに蝋燭の燭台を何本も並べて、火を付け始めた。

これが倒れれば、城は火の海になるのだ。

キレそうな男をモーザーは部屋のドアに隠れながら冷静に説得する。同時に、REXに指令を出した!

「いいか、見つからないように男の背後に行け。
そして俺の合図で男を驚かすんだ。わかったな! 
驚かすんだぞ!」


REXはうなづく。
ほふく前進で男の背後に回り込むREX。
部屋のドアの影に隠れ、モーザーの合図を待っている。

モーザーはREXの様子を見ながら、男を説得し続ける。
そして叫んだ。

「驚きだっ!!!!」


その瞬間、REXが男の背後で「ワンっ!!!」と大きな声を出したのだ。

驚いて振り向く男、銃が手から飛んでいく。
モーザーは男に駆け寄り押さえつけようとするが、男はもがいて燭台を倒そうとする。
ガソリンでツルツル滑る床で、二人は取っ組み合い。
シュトッキーが助けに来て、無事男を逮捕…。

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今回は朝のかくれんぼが、犯人逮捕に役だったのでした!

見た目は地味だったけど、かなり高度な技とみた! 以心伝心じゃないと、できない技だよな~。

逮捕の後、モーザーのセリフには愕然としたよ!

「病院から連絡で、おまえはHIV陰性だったぞ」
「ウソだ、俺はエイズだ、俺はエイズなんだよ!」
「再検査の結果、おまえは陰性だったんだよ!」

そんな~。哀れなゲデオン…。
HIV陽性って文字に踊らされ、二人も殺して、一人は未遂で。
単なる勘違いが、連続殺人犯になるなんて…。

しかし、このドラマに登場する犯人としては、かなり強烈だったよね。

ここに登場する犯人は、いかにも悪そうな顔してて、イケメンの犯人はめったに登場しません!
記念すべきゲデオン初登場のエピソードでした…。