REXシーズン1 ＃9
第9話「偽善者たち」
Ein feines Haus（原題）
私が「Kommissar Rex」を知ったのは、このエピソードが今年2月頃に放送されていた時だ。
ちらっと見ただけで録画もしてなかったし、今回の連続放送でじっくり見ることができて、ほ～んと嬉しかったね～。
中盤までのストーリーが抜けていたので、Rexやモーザーの背景がクリアになり、この後に続くエピソードは見方が変わってくるかも～。
さて、今回の事件。
犯人は典型的なバカ野郎ですね～。考えようによっては、人間ちょっとしたことで堕落してしまう、という教訓なのか？
舞台は大晦日。初めて見るウィーンの大晦日の風景。派手ですね…
ウィンナワルツで踊り浮かれる人たち。ニューイヤーコンサートや花火。
飲んで騒いで、すごいことになってる。
そこに酔っぱらった男が二人…。仮面で顔がわからない…。男たちは浮浪者を激しく殴る蹴る…。
さて一夜明け、新年を迎えたモーザーのアパートです。
パーティの残骸が床一面に散らかってるね…。
案の定、モーザーは酔いつぶれてベッドでグッタリ。
その隣にはナント！ 裸の美女が！ やっぱりモーザーってモテ男なんだよね…。
好きか嫌いか意見が真っ二つに分かれそうだけど、ヨーロッパの女性にはウケてるのかも。
もちろん私もモーザー大好き！
ま、女日照りが続いてたようなので（笑）たまには行きずりの美女がベッドにいてもいいよね！
しかし！ REXは、おかんむりのようで…。
残骸の中でふてくされ顔のREXが超キュートなんだな～。
どうやらヤキモチを通り越して怒ってるんだな～。
これがきっかけで、REXはモーザーの女遊びに超神経質になり、嫉妬の炎を燃やすことになる（怖！）
お約束のシュトッキーの電話…ではなく、この日はモーザーの家に新年の挨拶に来るんだよ！
さすがシュトッキー。礼儀正しい！
ちょっと気になったのが、シュトッキーが持ってきた瓶詰めの魚。
新年に食べる「酢漬けの魚」と、字幕に書いてあったけど…かなり気になる！
こんな感じの魚だったんだけど、ドイツ語が聞き取れなくて定かではなんだけど、ドラマの中で出てきた魚はこれに近い。
もう一つ、気になったのがブタ。
美女が部屋を出て行くときに眠ってるモーザーの胸の上にかわいいブタの置物を置いていくのだ。
調べてみたら…ウィーンの街の新年は「ブタだらけ」みたい…。
「十字架のかたちをしている四つ葉のクローバーは幸福のシンボル、４枚の葉はそれぞれ誠実、希望、愛、幸運を表すそうです。豚はたくさん食べるのでお腹にたくさんお金が貯まるように貯金箱が有名。富と繁栄の象徴。毒キノコとして知られる紅テングタケは、薬にも使われ貴重なものだったことから幸福のシンボルらしいです」
とのこと。
この写真のブタの置物は、首にクローバーとテングダケを飾ってるんだよね。
ウィーンの新年や行事は、とっても気になるので少しずつ調べていこうっと！
さて、事件の続き。
二人の男が殴る蹴るの暴行を加えた浮浪者は、二人が住んでる高級（っぽい）アパートの物置（かな…）に寝泊まりしていた男で、実はこのアパートには別れた妻が住んでいる。
ところが、浮浪者の妻がアパートの地下で首を吊って死んでるところが発見されて、事件が始まる。
自殺ではなく殺人と判明して、モーザーたちはアパートの住人たちを調べるのだが、みんな怪しい。
というか、タイトルの「偽善者たち」の通りみんな変（怒!）。
思い出すだけでも腹立たしい身勝手な人間だらけ…。
なので、今回の事件詳細は割愛！
REXもそれほど活躍してないしね…。
そうそう、犯人の男の奥さんが「揚げパン」をモーザーに勧めるシーンが出てくる。
ドイツ語でKrapfen（クラプフェン）と言って、中はアンズのジャムが入ってるらしい。
食べ方に気をつけないと、粉砂糖がパラパラ落ちて大変、食べる位置を考えないと中のジャムがぶ～っと出てしまう（笑）。
この写真は、ウィーンで一番と言われている「Groissbeock」のKrapfen（クラプフェン）です。
ウィーンの食べ物は、ホントに魅力的～。
シンプルでどこにでもありそうなのに美味しそうなの！ Krapfen、ウィーンで食べたい！
今回は、REXのふてくされ顔＆モーザーの行きずりの美女、そしてウィーンの新年の風景だけで満足したエピソードでした！
REXの活躍は次回に期待！
