I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

REXシーズン1#6 のこと


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REXシーズン1
第6話「危機一髪」
Tanz auf dem Vulkan(原題)
※このジャケットは「本」の表紙です。
TVエピソードのストーリーブックなのかな…


さて、ドイツ語タイトルの「Tanz auf dem Vulkan」って…。
そのまま訳すと「火山でダンス」…。?????
なんか、タイトルだけでも文化の違いを感じる。
ちなみに今回の事件現場は「火山」ではありません。



歯医者で治療中の未決拘留中の男が、助けに来た仲間とともに脱走。いきなり事件発生で、今回もREX&モーザーの楽しい朝の風景はナシ(残念!)

この男たちを調査すると、ポーランド人であることが判明! またまた東ヨーロッパがらみか…?
手がかりは犯人が持っていた鞄。
犯人は逮捕時に鞄を所持しておらず、どこかに隠したとされている。鞄の中身は何なのか? 


鞄には重要なものを隠しているはず、鞄を取りに行くに違いない、その瞬間を狙って再逮捕するべく、モーザー、シュトッキー、REXは現場に急行するのだった…。


さて、このドラマではREXの餌食になる(笑)人物が設定されている。
シーズン1、2では、犬嫌いのシュトッキーである。
シュトッキーは見るからに、いじめたくなる風体で格好の餌食だ。

今回は、靴を巧妙にゴミ箱に隠しシュトッキーを悩ませるシーンが笑いを誘った。
隠し方がうまいんだよ…。こんな人間みたいなこと、普通はしないよね~。でも、REXならやる…。

靴を隠すREXと鞄を隠す犯人。
微妙につながりを見せた脚本だったわけ~。

さて、鞄です。
どこに隠してあったのか?

教会の懺悔する小部屋の床下(かな…)に隠してた。なかなか頭のいい犯人!
余談だが、このドラマに頭のいい犯人は、あんまり登場しない。
どちらかというと短絡的に事件を起こす犯人ばっかりね。
だから緊張感ないんだけど、たま~に、ちょっと頭のいい犯人が出てくる(笑)。

しかし、教会から出てきたところをモーザーに発見される。
追い詰められた男は、通りすがりの少女を盾にバレエ学校に侵入。
男はレッスン中の教室に入り、少女たちと教師を人質にしてしまうのだ!

ここでちょっと気になったのがバレエ学校。
由緒正しきバレエ学校だと思うんだけど…。
内装が素晴らしい~。マリア・テレジアの肖像が飾ってあったような気もするし。
後でしっかり調べておきたい。
このドラマのもう一つの楽しみは、ウィーンの名所が出てくるところ。
そこで銃撃戦とかやっちゃうし。ウィーン中がロケ地なので、目の保養にもなる。

ここまで話が進んでも、REXが活躍してない!
今回も、このまま終わるのかな~と思ったら!
ナント、モーザーは大胆な作戦を立てるのだ!
REXにすべてをゆだねることになる、無謀な作戦…。

それは、鞄の中身が高純度プルトニウムであることが判明したからである。
鞄に入った高純度プルトニウムを破壊することなく、犯人と人質を救出するための方法だった。
強制突入して銃撃戦になり、鞄が損壊すれば大惨事になる。
大惨事を避け、人質を救出し、男を確保するための作戦…。

その作戦とは…。
人質の開放を要求し、人質が出てくる瞬間、犯人の死角を狙ってREXが部屋に侵入。
部屋に入ったら、ピアノの影に隠れ、犯人に気づかれないように接近、犯人の銃を確保する。
REXが銃を確保したら、突入、逮捕。

REXとモーザーは別の教室で、シミュレーションする。何度も練習する。

いざ、作戦実行! 成功するのか?

ドキドキの瞬間だったよね。
いつもはモーザーの合図で飛びかかったり、走ったりするのに、すべてがREXの判断だから。
自分で判断するのは犬には過酷だよ。しかも、命かかってるし!
一歩間違えばREXは撃たれる、人質の命も危ない。プルトニウムだって、どうなることか。

しかし、REXはやるんです!
その瞬間を逃さなかった!
犯人のスキをつき、飛びかかり、腕にかみついた!
モーザーたちが突入、犯人逮捕、そしてプルトニウム確保!

この作戦が成功したのは言うまでもなく、モーザーとREXの信頼関係が固く結ばれていたからだ。
二人が信頼してなかったら、この作戦を実行できるわけもなく、考えもつかなかっただろう。

「おまえのこと、心配したんだぞ…」

モーザーがREXに優しく語りかける。きゅ~ん、と鼻を鳴らすREX。

二人はもう、切っても切れない仲になってるんだ…と思わせる、ジーンとするラストだった(涙)!

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