I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

REXシーズン6-2

REXシーズン6 #2
第2話「地下からの潜入」Ein Toter Kehrt Zurueck


Servus! 皆さん!

シーズン6第1話から順調な滑り出しで、さらに先週の第2話・3話はストーリー展開、REXの活躍、犯人達の人間像など、久々に刑事ドラマとして楽しめた感がありました。
同時に3月8日からシーズン1からの再放送も始まり、初代REX・Reginald君やモーザー、シュトッキーの活躍を見比べることもでき、REXファンとしては言うことなしの3月。
私はシーズン1の初期を再放送で見るのは初めてで、録画してあるにもかかわらず、On Airを見ている状況。すると昨年見た時とは別の部分が見えてきたりして面白い。
シーズン1の感想日記も追加事項としてアップするかもしれないので、引き続き、皆さんからの情報、お待ちしてます\(^O^)/

イメージ 1

さて、今回のエピソード。
久々のウィーン観光名所案内!
AXNミステリーチャンネルで、ずいぶん前からアップされていたこの写真。
ウィーンに旅された方はたくさんいるので、すぐ解ったかもしれないけど、ヨーロッパの歴史に疎い私は『この風景、何?』と、ずっと疑問だったんだ。


イメージ 2シュテファン寺院の地下にある
カタコンベ」(katakombe)
だったのね。


以下、「ウィーンガイド」とWikiからの抜粋です。

北塔のエレベーターの隣に、伽藍の真下にあるカタコンベ(地下墓所)への入口があります。ここには司教の霊廟、このシュテファン寺院の創建者であるルドルフ公、およびその他のハプスブルク家の当主14人の墓、 1650年から19世紀にかけてカプチン教会地下の皇帝墓所に埋葬されたハプスブルク家の王族の内臓を収めた56の壺があります。

また、1679年にペストがヨーロッパ中に蔓延した際、ウィーンでは約15万人の死者がでました。この地下室にはペストで死んだ人々約2,000体の遺骨があります。


※南塔は現在修復工事のため保護テントに覆われています。7月初~9月末:オーディオガイドのレンタル(料金1ユーロ)、ガイドは4.90ユーロ。


すごいものがあるよねぇ。びっくりです。行ってみたい…。


さて、夜の寺院で怪しく動く男が一人、その影を追う、もう一人の男…。
いや~、冒頭からサスペンスの匂いがむんむんでしょ~。
力の入れ方が違うじゃん!って思ったよ。
だけど、バッグに流れる音楽は最悪(-.-#)
ま、いいか。

怪しい男は地下に入りPCを出し、壁の調査をしている模様。何だか妙にマニアックなツールだよね。
念入りに下調べをしているようだ。この様子からこの男は銀行強盗? と思わせる。
そこへ、さっきの男が登場。
長年、この男を追い続けていたという。2人はどんな関係なのか?
逃げる男、追いかける男、そして、銃撃戦。
そして…。
追い続けた男の執念は、ここで終わるのだった…。

イメージ 3

今回はREX&アレックスの朝の風景もなく、いきなり現場検証だ。
薄曇りの空、ウィーンの凍るような空気を感じさせる風景だったね。
被害者の検視をするDr.レオの話を聞きながら、フリッツは被害者の顔を見て愕然とするのだ…。

殺された男、彼は元刑事だった。
しかも、フリッツが強盗課に勤務していた時代の同僚。優秀な刑事だったのである。
フリッツの動揺で空気は一段と重くなる。
アレックス、クリスティアン、そしてREXの表情までも暗く落ちこんでいくのだ…。

イメージ 4珍しい冒頭シーンだった。
これまで見たことない雰囲気だったよ。
フリッツの動揺と落胆が、瞬時に周囲に伝染していく様子は非常にいいシーンだったね。
思うにフリッツ扮するマルティン・バイネク(Martin Weinek)の演技だ。
あの背中。背中で演技してたよ。拍手!

今回ばかりはのほほんと遊んでる雰囲気ではない。
落ち込むフリッツを気に掛け慰めようとするREXが健気だ。Rhett君は元々優しい顔立ちだから、演技というよりはそのままで癒し系の顔になるんだよね。
フリッツの膝に顎を乗っけたり、じっと見つめたりして。
この時のクリスティアンの顔も良かった。
クリスティアンのマジな顔って、めちゃくちゃカッコイイのね(*^_^*)
いつも三枚目の役だから、気づかなかったけど端正な顔立ちで。
いつもこういう顔してればいいのに…と思った次第です(^_^;

こんな重苦しい雰囲気で始まったエピソードなんだけど、Rhett君の笑えるシーンも発見したよ(・o・)

強盗課から女刑事が来て、オフィスで事情を説明するシーンよ。
アレックスと女刑事が中央の席で話してるんだけど、その後の窓際にREXの席があるのね。
女刑事の肩越しにRhett君が映ってるんだけどさ…。
出番じゃないから勝手なことやってるわけよ。
休憩中って雰囲気で、腕のグルーミング始めたり、しかも念入りに「カシカシ」と噛みながらやってるわけ(笑)
この場面、何度見ても目がRhett君にいっちゃうから、女刑事のセリフの字幕が読めなくて…。
Rhett君ってさ、結構、気ままなマイペースな犬なのかもね(^_^;)
しかも別のシーンでは、あの席で熟睡してたような場面もあったし、オモチャのボールの模様がヒツジのイラストだったり、Reginald君の時とは別のおかしさがあるよ。

イメージ 5

事件の続き。
元刑事殺害の容疑者は「モグラのハヌシュ」と呼ばれる有名な強盗犯であることが判明。
元刑事は、ハヌシュを逮捕する際に銃弾を受け重傷を負ったことが原因で刑事を辞めた。
さらにハヌシュは逮捕後ブラジルに逃亡、ブラジル当局は死んだと発表していたのだ。
しかし、ハヌシュはウィーンに戻ってきた。何のために?

こういうプロの犯人が出てくるのも「REX」では珍しいと思ったね。
ほとんどが行き当たりばったり、アホたれ犯人なんだけどね。そういう意味でも面白かったな~。
そして犯人役の彼! 個人的に超好みです!

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Max Tidof  1960年3月18日生まれのドイツ人。

情報があんまりないんだけど、いや~、いい男! 写真さがしちゃったよσ(^◇^;)


モグラのハヌシュ」は、服役中の彼女を救い出すためにウィーンに戻ってきたのである。
シュテファン寺院から女子刑務所まで続く地下道を掘り、そこから彼女を脱出させる作戦だったのだ。ウィーンって地下道がいっぱいあるよね。
シーズン1の11話「祝福を求めて」シーズン1の14話「ウィーンの地下水路」もそうだったよね。
戦争の名残なんだろうか。すごく興味深い。

一方、刑事たちはあと一歩のところで、「モグラのハヌシュ」を捕まえられない。
銀行強盗の予測の裏をかくように画策したハヌシュのワナにまんまとひっかかってしまったのだ。
その間、ハヌシュは女子刑務所へと地下道を急ぐ。
計画通り彼女を脱出させた後、出口へと急ぐのだが…。

アレックスたちも女子刑務所へと辿り着き、脱出した穴を見つけるのだ。
ここからはもうREXの活躍しかないね。
臭覚捜査で、迷路のような地下道を行く。
こういう捜査には、REXがなくてはならない存在だよ。人間だけでは絶対にできない。
すごいよな…、REX。というか、警察犬みんな。

最後はREXの機転のきいた一発で犯人逮捕だったね。
今回は珍しくREXが単独で判断、頭を使った行動が目立って非常に良かったですよ! Super!!

イメージ 7

第1話に続き、練られた脚本、REXの活躍、刑事たちの真剣な表情、そして犯人のキャラクター設定と犯行の手口も面白くて大満足だったね!

次回も期待大のエピソードですよ(@_@;)