先週の放送では、超カワイイ「麻呂顔」のお披露目もあったし（笑）
今日は、話題にしないと忘れられてしまうのでモーザー回顧録コーナーだ！(^0^;)と言ってもREXの話題ではなく、今回はモーザーことTobias Morettiさんの最新映画の紹介！ 最新と言っても、ドイツ公開は2010年9月23日なので、１年半前の映画になります。
日本での公開は期待薄というか…。
先月開催されたドイツ映画祭でも公開されなかったですしね。
この映画祭に行きたかったんですけど、諸事情で行けなかったことを後悔してます。
この時は、Gedeonさんの最新映画（2011年）が上映されてたんですよ。
日本に住んでる限り、ドイツ語圏の映画やドラマを見るのは厳しいですね。
それはさておき、Tobiasさんの映画です。
Jud Suess - Film ohne Gewissen
(Jew Suss: Rise and Fall)
「ユダヤ人ズュース 良心なき映画」
Germany/Austria 2010
Directed by: Oskar Roehler
Writing credits:Klaus Richter, Michael Esser, Friedrich Knilli, Oskar Roehler, Franz Novotny
Principal actors: Tobias Moretti, Moritz Bleibtreu, Martina Gedeck, Justus von Dohnanyi, Heribert Sasse
この映画はベルリン国際映画祭に公式出品された映画で、ナチス時代のプロパガンダ映画をテーマにしたストーリーのようです。
Tobiasさんは、このプロパガンダ映画に主演するオーストリア人俳優のフェルディナンド·マリアンを演じ、フェルディナンドとナチス宣伝大臣ゲッペルスとの攻防、苦悩を描いた映画のようです。
この映画のテーマとなる映画「Jew Suss」は、1940年にファイト･ファーラン監督が撮影した映画で反ユダヤ映画として最も有名な映画とのこと。ヴェネツィア国際映画祭で大きな成功を収め、第二次世界大戦中に2000万人が見たというドイツで最も有名な映画となった。
1945年以降、パブリックビューイングのために利用できないドイツ映画リストに残っているらしい。
このブログでは、あらためてテーマとして取り上げたいと思っているナチス・ドイツの問題。
私だけかもしれないけど、ナチス・ドイツの歴史って上っ面だけできちんと把握していない。
Tobiasさんは、以前TVドラマ「ヒトラーの建築家」でヒトラー役を演じたこともあって、このドラマを全部見たんだけど、自分の無知さ加減に驚いてしまったというか…。
逆にTobiasさんのファンになったから、ドイツの歴史に触れることができたというのも事実だけど。
もっと勉強したいと思ったわけです。
ちなみに、Gedeonさんの映画「アウシュビッツ最終列車」を見た時も衝撃だったんだけど、エンディングに出てきた不可思議な幾何学的な建造物が妙に印象的で、その建物が「ホロコースト記念碑」だったことも、その時知った。
17年の構想ののち2005年にようやく完成したとのことで「アウシュビッツ最終列車」のエンディングでは非常に効果的に撮影されていた。
しかし、より深く史実を知っていた方が、映画の見方も変わってくるだろうし、TobiasさんやGedeonさんのバックボーンであるオーストリア、ドイツのことをもっと知りたいと思うのである。
この映画は、フェルディナンド·マリアンの野望と良心の葛藤やゲッペルスに利用されることへの反発、憤りなどの微妙な心理描写をTobiasさんが見事に演じたとドイツ映画評には書いてありました。
ちなみにゲッペルス役の俳優さんは、若手のMoritz Bleibtreuさん。この方も有名な俳優さんなんだけど、この映画では今ひとつだったようですね。
どちらにしても、日本語の情報が少なくて、英語とドイツ語を必死に訳して読んでるので、あやふやで申し訳ないのですが、ご興味ある方は、以下のサイトでチェックしてみてね！
Jew Suss: Rise and Fall公式サイト
ドイツ語読める方、情報お願いします～。
最後に映画のトレーラーをどうぞ！ Tobiasさん、超カッコいい～～～～～！
