I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

REXシーズン4 #8のこと

REXシーズン4 #8
第8話「魅惑の被写体」Der Voyeur(原題)

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今回は、様々な要素が散りばめられたエピソードで、バラバラ感が否めないストーリーだったな~。
各シーンは面白いのに、あれもこれもって詰め込んじゃってるからもったいない感じがした。

冒頭、高層アパートの暗い部屋から、隣のアパートを盗撮している男が登場する。レンズの向こうには、下着姿のセクシーな女性。男は彼女を盗撮しているのだ。すると誰かが部屋に入ってきて、いきなり彼女の首を絞めている! 盗撮男はシャッターを押し続けた後、警察に電話をかけるが、思い直して受話器を置くのだった…。

今回の朝の風景は、ウィーン警察の授賞式の様子です。
REXたちが表彰されるんですね~。
実はこの時、初めて知ったんだけど、殺人課のことを「チーム・プラントナー」と呼んでるのね。
つまり殺人課のチームリーダーはアレックスなのよ。
3人+1匹は、名前を呼ばれて前に出て行くんだけど、メダルは一個しかないの。
警察署長が「チームで一番経歴の長い者に代表してメダルを授与します」と言ってREXの首にかける。REXって一番経歴長かったっけ??? な~んか疑問だらけの表彰式のシーンでした…。
しかし、メダルをかけてもらった時のREXの誇らしげな顔は可愛かったよ!
それと表彰されるまでの間、待ちきれなくてそわそわしている態度も細かい演技でしたね~。

授賞式が終わったと思ったら、事件の電話だ。
通報したのは絞殺された女性の夫。宝石類などが盗まれているという。
現場検証をするアレックスは、タクシーの領収書の束にどれも同じサインがしてあることに気づく。
と同時に夫の態度にも不審を抱くのだった。



これまでは、モーザーと差別化をするために、アレックスの運動能力を全面に出す捜査が目立ってたんだけど、このエピソードあたりからアレックスの「するどい勘」を強調するシナリオになってきた気がするんだよね。
というか、これまでもアレックスのセリフで「俺の勘だ!」というのは出てくるんだけど、華麗に走ったり飛んだりするシーンに目を奪われてたというか。
それと、REXの無意識の行動にピンとくる勘の良さもアピールされてる。警察犬ハンドラーとして犬を熟知しているってことだよね。

REXは、現場に残されていた「チャイニーズクッキー」を咥えて無邪気な顔で
「ね~、これ食べていい?」とアレックスにおねだりする。
クッキーの中にはおみくじが入ってて、チャイニーズレストランの名前も入っていた。
チャイニーズレストランに聞き込みに行くと、案の定、被害者は若い男とたびたび訪れていたことが判明。その相手はタクシーの運転手というわけよ。

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タクシーの運転手を拘束して取り調べをするのだが、愛人だったことは認めても一貫して殺しは否定。
やはり犯人は夫だと確信するアレックスは、夫のアリバイを崩そうとする…。

今回は、殺人事件と冒頭の盗撮男が撮影した殺人の証拠写真で恐喝事件も絡み、複雑な展開…。
その合間に、こ~んなキュートなシーンもあり…。

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これは、授賞式でもらったメダルを、REXが自らコピー機を操作して拡大コピーしたものをクリスチャンにあげてるところ。
クリスチャンがメダルを貸せとしつこいので、コピーでガマンしろってことね。
でもコピーじゃ納得しないクリスチャンは、ヴルストゼンメルと交換しようと提案。
最初は「ふんっ」と言って断ったREXだが、クリスチャンが机に置いたヴルストゼンメルを横取りして、その代わりにメダルを置いてあげるわけ。
子どもみたいに喜んで首にかけるクリスチャンも可愛かったな~。

粘り強いアレックスの捜査の結果、夫のアリバイは崩れ、さらに恐喝されていることも判明して、最後はたたみ込むような展開でした…。

恐喝男はアパートの管理人の傍ら、夜は大型家具店の警備員をしているんだけど、そこへ忍び込んだ夫が、恐喝男を殺そうとするわけだね。
家具が並ぶ広いフロアで犯人を捜すアレックス、ここでも「俺の勘」が冴えるシーンで、犯人を見つけた時の不敵な笑いが、何とも心地よかったな~。

ラストは、家具店のど真ん中に子どもの遊び場のような巨大なスペースがあって、色とりどりのビニールボールが敷き詰められてるのね。そこにREXが華麗に飛び込むシーンでした!
とはいえ、ここはスタント犬を使ってたみたい。たぶん、シーズン5から登場するRHETT BUTLER君だと思うな…。

今回は盛り込み過ぎて焦点が合わなかった! という印象のストーリーでした…