第13話「凶器は赤いバラ」Blutrote Rosen(原題)
今回のエピソードは…。
個人的に、好みの展開だった。
「きたきた…!」ってほどエキサイティングではないんだけど、ロシアが絡んでくる話って、
なんとな~く“きな臭い”というか。
ここでは、当時の世相を反映してか、ロシア人=極悪 として描かれているので、どんな悪事をやらかすのやら…と期待が膨らむのだな。
そしてナント、REX、初の潜入捜査です!
事件は、豪勢なアパートに住んでいるある夫婦が、花屋を装った二人組に殺された事から始まる。
真っ赤なバラの大きな花束を抱えてベルを鳴らす犯人。
奥さんがドアを開けた途端、花束の中に隠し持っていた銃で1発。
奥から出てきた旦那には2発。
そして、床に転がった薬きょうを拾って、二人は部屋を出て行くのだった…。
さてさて、今回はシーズン3も終盤に入ってのSpecialバージョン!
モーザーの家でバーベキューパーティーだよ!
マックスがアルミホイルに包んだジャガイモを大きな鍋で焼いている。これ、美味しそうだったな~。
REXは休日を思う存分楽しんでるみたいで(ダイエット終了か?)棒で暴れまくってる(超キュート!)。
その様子をドアの影から覗くモーザー(怪しい態度…)。
クリスマスのクリスチャンからのプレゼント「犬笛」を、「ぴー」と吹く(超音波なので実際には音は微かにしか出ていない)。
その音に反応するREXは、棒遊びをやめて、モーザーを見る。
モーザーは「マックスにいたずらしろ!」とゼスチャーすると、REXはマックスがジャガイモを焼くのに使っていたトングをこっそり隠すのである。
マックスが、トングがないのに気づいて探し始めると、モーザーは言う。
「すごいだろ! 犬笛でREXを訓練したんだよ!」
得意気な顔のモーザー、かわいいよね…。
REXの優秀さを自慢するお父さん丸出し!
そこにクリスチャン登場!
モーザーはまた犬笛を吹く…。
REXは、クリスチャンの背後から突進して、クリスチャンに体当たり!
ぶっ倒れるクリスチャン。
めちゃめちゃ可哀想だった…。
これはかなりすごかったよ。
これまでで最高のイジメだったような気がするな…。REXも本気で体当たりしてたもんな~。
こ~んな穏やかな休日も、一本の電話で緊急出動…。殺人事件発生!
さて、さっきの悪人たちは、次のターゲットの家に。
家族は休日を別荘で過ごしていた。悪人どもは、この家族の妻と娘を人質に取り、旦那さんは連れ去られてしまう。
この旦那さん、抗がん剤開発の第一人者ドルナー博士と言い、先に殺された夫婦は彼の助手だった。どうやら、抗ガン剤開発が絡んだ事件らしい。
一方、モーザーたちは、犯人が手がかりも残さず鮮やかな殺し方から、プロの犯行とみていた。薬きょうが残っていなかったことから凶器の銃の特定ができなかったが、解剖の結果、使われた銃はロシア製マカロフと判明。
『ロシア製マカロフ』という名前を聞いた時のモーザーの顔が好きだ~!
微妙に笑みを浮かべるんだな…。ここからは私の個人的な見解だけど、モーザーはロシア絡みの事件には鼻が利くんだよね。「この事件、もらった!」みたいな顔して自信満々の顔なのよ。
おそらくモーザーは少年時代からロシア=極悪の裏社会に通じてて、悪いことも散々したんだろう。
だから「あいつらの考えは読めてるぜ!」ってことだと思うのね。
ちらっとワルの顔が出る時のモーザーにしびれる♡
悪人どもは、ドルナー博士から抗ガン剤の情報を盗みロシアで金儲けするのが狙いだ。
モーザーたちは、手がかりを見つけにドルナー博士の別荘に行くのだが、人質にされている妻と娘しかいない。しかも、二人の様子がどうもおかしい。
部屋の中に悪人がいると踏んだモーザーは、REX潜入捜査の作戦に出る!
「おや、お宅の犬が家に入りたがってますよ。水が欲しいんじゃないかな」
REXは「へ? 俺? 潜入捜査?」って顔して(笑)モーザーを見る。
妻もモーザーの意図を理解して、REXを家の中にいれるのだ。
潜入捜査もできるREXって! すごくない?
REXはリビングの隅に座り、何事もないような顔をして寝ころぶ。
悪人はREXをチラチラと見ながら、本当に飼い犬なのか不審に思い、妻に言うのだ。
「この犬、本当にここの犬か? 名前を呼んでみろ!」
妻は困った顔をしながら、自信なさげに言う。
「タッソ…タッソちゃん」
REXは、耳をピンと立て、
「ワン!」
と返事をして、尻尾までブンブン振って嬉しそうな顔をするではないか!
潜入捜査バッチリよ!
しかし「タッソ」って…。
変な名前…(笑)でも、REXは尻尾振るんだ(笑)
さて、モーザーとクリスチャンは、REXに犬笛で指令を出し、REXが悪人の銃を奪ったら、突入という作戦を立てた。
モーザーが犬笛を吹く!
REXは悪人に飛びかかり銃を奪う!
二人が突入!
抵抗する悪人!
手榴弾まで出てきて思ったよりも大変な騒ぎになってるよ~
部屋の影に隠れた悪人は、とっさにモーザーを捕まえて銃を奪う!
頭に銃を突きつけられるモーザー! 悪人は引き金を引いたが玉が出ない!
次の瞬間、モーザーは悪人をぶん殴ってロシア語で「無理だったな」と言うのである。
モーザーはロシア語もできるんだよね~。
こんな大騒ぎをしている間に、ドルナー博士はロシアの悪人どもに、抗ガン剤の情報の“最後の重要な部分”を渡そうとしていた。
しかし、モーザーたちも捕まえたロシア人が持っていたウィーンの地図から潜伏場所を特定。
機動隊の配置を指示!
取り囲まれた悪人どもは、あっけなく逮捕されたってわけ!
今回は、犬笛の成果とREXの潜入捜査、そして、モーザーのロシア通が功を奏したとも言える鮮やかな逮捕劇だったよ。 スッキリした~!
エピソードとは全然関係ないんですけど、Tobiasさんのステキな写真♡