第7話「復讐への挑戦」/ Gefahrliche Jagd
ミステリーチャンネルでは、あっという間にシーズン2終盤に入ってきてるのね。
今週火曜日(6/18)が、シーズン2最終回です。
そして水曜日(6/19)からシーズン3がスタート。
🇨🇦版セントジョンズREXも今日の2話分でシーズン4最終回ですよ。
サラとチャーリーがどうなっちゃうのかってのが気になっちゃって、今日の放送が待ち遠しい。シーズン3の頃は、いい感じだったのに、シーズン4に入ってサラが彼氏作っちゃって。何なのでしょうか😔
チャーリーがグズグズしてるから、サラは彼を諦めてマイケルに決めちゃったのかな。
こういう男女のイライラは面倒なんだけど、ドラマ的には面白いのかもね。
さて、🇨🇦版REXはいいとして、🇦🇹ウィーン編REXですよ。
今回のエピソード、久々に見た感想としてはすごく面白かったのね。
だけど、驚いたことに当時のレビュー(2011/12/1)を読むと、全然つまらなかったって書いてある。え〜、こんなに感じ方が違うのかと不思議に思った。
どんなレビューかというと。
ファボリーテン給水塔(Wasserturm Favoriten)の観光バージョンとしては褒めてるんだけど、REXもオロオロするだけで敢闘賞って書いてある。
え?そうなの?
REX活躍したじゃん!
当時の私は、かなり厳しい目で評価していたような気がするな〜。
事件は、若者二人が覆面強盗をするのだが一人は銃で撃たれてしまう。
残った男は片足に障害があるようで引きずりながら逃亡する。
この男、フックスという。
かつて、モーザーと警察学校で学んだ同級生である。
フックスは在学中にコソ泥を働き退学になり、転落人生を送る。
刑事モーザーと犯罪者フックスとして対峙した時、彼は膝を銃で撃たれて障害者となるのだ。まともに働けないことへの怒りが、かつて同級生だったモーザーに向けられるのは至極当然のこと。
モーザーは、フックスのささくれだった心を、わかりすぎるくらいわかるのだ。
それは、自分も通り過ぎてきた過去だからだ。
モーザーは、フックスを更生させたいと思っていたにもかかわらず、その難しさに心が痛む。
そんなモーザーの揺れる心とフックスの怒りがぶつかるラストシーンは見ものだ。
お互いに負傷して担架で運ばれる時、フックスの心がようやく溶け始めた気がした。
このエピソードはモーザーの人生を中心として、REX、シュトッキー、ヘララー、そしてソニアが、モーザーの安否を気遣い必死になる、その姿がすごくいいのだ。
ジーンとするのだ。
フックスに丸腰で一人で来い、と言われて給水塔に入っていくモーザーを、シュトッキーは興奮状態で見守る。
REXは、無理やり車に閉じ込められ、窓越しにモーザーの姿を見つめる。
ヘララーは平静を保つことで、シュトッキーをなだめる。
しかし、REXは余裕で車の窓を開けて、飛び出していくのだった。
モーザーを追いかけるが、その気配をフックスに悟られ、発砲。
被弾して倒れるモーザー。
塔の窓からロープにくくりつけた銃を手繰り寄せようとするモーザーだが、出血で力が出ない。
代わりにREXがロープを手繰り寄せて、ようやくモーザーの手に渡す。
銃撃戦の中、モーザーはフックスに一発、銃を撃つのだった。
モーザーが銃で撃たれて負傷するのは、シーズン1第3話以来の重症だったかもしれないね。
REXが悲しげに泣く様子は、モーザーの前の主人が撃たれた場面を思い出す。
何度も銃で撃たれる姿をまじかで見るREXの気持ちを思うと不憫だよね。
今回も盛りだくさんな内容のエピソードだったけど、うまくまとまっていたと思う。
ソニアとの攻防は、いったん休戦しているように見えるし。
さて、次回のエピソードだが。
REXドラマ史上、一番むかついた事件かもしれない…