I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

The Prayer ⑩ Hawaii編4

Remembering Pearl Harbor

 

2016年9月28日。
この日、私は Pearl Harbor(真珠湾)のUSS Arizona Memorial(戦艦アリゾナ記念館)に連れてきてもらった。
ここは、ハワイ・オアフ島の観光名所でもあり、各国から多くの人たちが見学に来る。
日本のツアー観光客を乗せたバスも停まっていた。
私はZ氏にチケット予約からすべてを任せていたので、いつもの観光気分で訪れたのだった。

Pearl Harbor Historic sitesに入ると、美しい公園が広がっていた。
Souvenir Shopなどが並んでいて、なんとなくウキウキした雰囲気だ。

 


USS Arizona Memorial(戦艦アリゾナ記念館)に行く前にドキュメンタリー映画の上映があり、私たちは列に並んで待っていた。
ふと周囲を見回すと、日本人ツアー観光客は、別の入り口に並んでいた。
日本語字幕版が上映されるのだろうか。私はZ氏と一緒なのでアメリカ人と同じ列に並んでいる。
しかし並んでいる間、私は居心地の悪さを感じ始めた。みんなが、チラチラと私を見ているような…。


アメリカ人にとって、Pearl Harborの激戦は、忘れることができない屈辱だ。
その記憶は代々引き継がれ、12月7日(現地時間)には、全米各地で特別番組

"Remembering Pearl Harbor” が放送されるという。

 

映画は20分ほどで終わった。
日本の零戦が飛ぶ映像に、私は大きく動揺した。

これが当時の映像なのだろうかと思えるほどのド迫力。

そして、零戦の攻撃は執拗であり、よく考えられた作戦だったことに感心する。
こんな小さな島国が、アメリカ相手に戦いを挑んてくるとは、誰が想像したろうか?


私は言葉を失った。

 

ぱ〜っと館内に灯りがついて、人々は座席から立ち上がった。
静かな空間。誰も彼も言葉を失っていたのである。
皆、一様に重い足取りで歩いていた。


外に出ると、太陽の光が眩しかった。
グループごとにUSS Arizona Memorial(戦艦アリゾナ記念館)へと渡るボートに誘導された。私はひとり離れてボートの座席に座った。

 

この戦争は、一体なんだったのだろう。

 

この海の底には、零戦に乗り込んだ若者たちだって沈んでいるはずなんだ。
日本兵アメリカ兵も一緒に死んでいったんだ。

そんなことをつらつらと考えながら、海を眺めていた。

今、あの時のことを思い出すと、悲しくて涙が出る。

複雑で説明できない悲しさ、疎外感。

 

ここからは、Z氏が撮影した写真をアップする(解像度低めなんだけど)。

私は意気消沈していて、撮影することさえ、忘れていた。

 

ボートから戦艦ミズーリが見えてきた

USS Arizona Memorial が近づいてきた

USS Arizona Memorialの全体像

 

アリゾナの乗組員は、この下に沈んでいる。

 

ボートから降りて入り口に向かう

全体像の説明がある

航空写真で見るとわかりやすい。沈没した戦艦アリゾナの真上に、クロスするように記念館が建てられているのだ

これは戦艦の一部。

現在でも、アリゾナの隔壁の腐食によりオイルが漏れだしており、海面まで上昇しているのを目視できる。このオイルはアリゾナの涙」または「黒い涙」と言われることもある。

 

沈没したアリゾナを見る私

記念館の一番奥は慰霊スペース

アリゾナの乗組員1102名の名前が刻まれている

この静けさ。胸に刺さる空間

USS ARIZONA Memorial.
忘れられない1日

www.pearlharborhistoricsites.org

 

私たちは、戦争で命を落としたアメリカ兵と日本兵の魂に祈りを捧げた…

 

To be conitued.....