I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

METALLICAとドイツのこと#1

METALLICA&Lou Reed(通称LOUTALLICA)のコラボアルバム「LULU」が11月1日発売された。

イメージ 1

2008年にリリースされたアルバム「Death Magnetic」からMETALLICAのBigファンになって以来、2年くらいはMETALLICAしか聴かない日々を過ごしていた。

2010年9月来日で、ラッキーなことにバックステージに入ることができメンバーに会えたこと、Myハーレーのタンクとスネアドラムにサインしてもらったことは、これまでの人生の中で5本の指に入るくらいHappyな出来事だった!

そのMETALLICAのニューアルバムを首を長くして待っているんだけど、ニューアルバムより前に、Lou Reedとのコラボアルバムを発表してしまったのである!

CD発売前からMETALLICAオフィシャルサイト内の特設サイトで全曲ストリーミングで聴けるようになっていたり、発売前からあらゆる情報がアナウンスされている。とにかく、その力の入れようと言ったら尋常ではないのだ(と、個人的には思っている)。

確かにLou Reedは伝説(?)のミュージシャンというか、大御所というか、すごい人ではあるので、METALLICAが力を入れるのは理解できるんだけど。METALLICAファンにしてみると困惑してしまうのも確か…。
私は特設サイトで曲を聴いただけなので好きとか嫌いとか別として、賛否両論はあるよね。

ところで、なぜここでMETALLICALou Reedの話なのかというと、このアルバム「LULU」は、ドイツの古いオペラからインスパイアされて制作されたから、なのだ。
Louが書いた詩を元に、METALLICAが曲を付けていくという手法で、METALLICAがいつもやってるジャムセッションのような感じで曲ができていったみたい。
ものすごく速いスピードで完成したようだね。すごいな~。

で、オープニングの「Brandenburg Gate」イメージ 2

ベルリン。ドイツですよね…。
ドイツに、はまり始めている私には、このタイトルだけでグッとくるものがあるんだな~。

で、何でドイツのオペラなの?って感じで、もちろんいろいろ調べてみたわけで。



『ルル』(Lulu)は、アルバン・ベルク台本・作曲のオペラ。原作は「ルル」二部作と呼ばれる、フランク・ヴェーデキントの戯曲「地霊」(1895年)と「パンドラの箱」(1904年)。


ざっとかいつまんでストーリーを要約してみると…。

ルルは貧民街にいた女で、新聞社の編集長シェーン博士に拾われ、愛人関係になる。
愛人関係を続けながら、ルルを初老の医事顧問官(ゴル博士)と結婚させる。
ルルの魔性に魅了された画家がルルに言い寄り、ゴル博士は心臓発作で死ぬ。
ルルは画家と再婚するが、ルルの汚れた過去を知り、ショックのため自殺。
劇場の踊り子になったルルの楽屋を、シェーン博士が訪問する。
しかし、シェーン博士は許嫁がいながらも、ルルから逃げられなくなったことを悟り、ルルに婚約者への別れの手紙を書かされる。

シェーン博士はルルと結婚する。
しかし、ルルの周りには怪しい人間がはびこり、挙げ句の果てにシェーン博士の息子までルルの虜に。そんなゴタゴタから、ルルはシェーン博士を銃殺。

逮捕、投獄されるも、脱獄に成功。

ルルはパリに逃げる。
しかし、ここでも怪しげな人間達にゆすられ脅され、ロンドンへ逃亡。
売春婦に落ちぶれたルルは、切り裂きジャックに虐殺される…。

Wikipediaより抜粋

という三幕のオペラなんだけど、すごいねこの話。
ジャケットのデザインは切り裂きジャックに切られたルルなのかな~。
魔性の女の物語の設定らしい。
こうしてアルバムの背景を知ると、最初のイメージとは別のものに思えてきた。

ちょっと長くなるけど、「Brandenburg Gate」のlyricsを紹介。
Louの、呪文を唱えるような歌声は抵抗あるけど、何だかジーンとくるんだよね。

I would cut my legs and tits off
When I think of Boris Karloff and Kinski
In the dark of the moon


It made me dream of Nosferatu
Trapped on the isle of Doctor Moreau
Oh wouldn’t it be lovely


I was thinking Peter Lorre
When things got pretty gory as I
Crossed to the Brandenburg Gate


I was feeling snappy perhaps I’d been napping
And I’d just ate
A following heart can tear you apart
On a midnight to 8 shift


A graveyard romance can only give one chance
As the tombstones weave and breathe

Feeling happy when my heart got beating
On a Sunday afternoon


I dreamt of breezes going through the treeses
And stars were still illumed
I have three hearts that I keep apart
Trying to relate
To normal feelings and the nightime reelings
And some absynthe drunk so late


The cook got drunk and all the whores they shrunk
Onto the size of dessert plates
But me I’m happy cause I got my little nappy
And some opium to set me straight
I’m just a small town girl who wants to give it a whirl
While my looks still hold me straight


Straight up to illusion and fantasy’s fusion
Of reality mixed with drink
I’m just a small town girl who’s gonna give life a whirl
Looking at the Brandenburg Gate


ストリーミングで聴けるので、興味のある方はこちらへ


それと、11月11日(現地時間で)にドイツのラジオ局に出演するようなので、ドイツ在住のMETALLICAファンの方、聴いてみてくださいね!

聴きたいな~。
ヨーロッパではプロモーションでテレビ出演がひっきりなしなのに、日本では皆無…。
かろうじて、伊藤政則の番組に出たくらいで…。
悲しいな…

An Evening with Lou Reed & METALLICA
A live radio broadcast/online websit in Germany
On Friday evening, November 11, Lou and the band will be performing live for a special radio broadcast in Germany on 1LIVE that will also be webcast on www.einslive.de and www.metallica.de.


イメージ 3