REXシーズン2
第1話 Stumme Schreie(原題)
無言の叫び
写真のDVDBoxは、アメリカ(オーストラリア)で発売されているものですね。タイトルが英語の「INSPECTOR REX」になってる。だけど、これもヨーロッパ仕様のPAL方式なのよね…。
第1話ということで、お得意のウィーン観光バージョンエピソード。
ドラマの冒頭でも登場する遊園地「プラター」で少女が誘拐され、その遺体がドナウ川で発見される。その頃ウィーンでは少女が誘拐され監禁・レイプされた後、発見される事件が連続して起こっていたため、モーザー、シュトッキー、ヘララーの3人は、その関連を調べ始めた。
3人は「プラター」に何日も張り込みして犯人の聞き込みを行うのだが…。
ところで、このシーンは1995年当時のプラターの様子が見られて、非常に興味深い。
どんなドラマ、映画でも、撮影当時のロケシーンは貴重な映像だ。今は無くなってしまった風景もあるし。そういう意味でも、古いドラマや映画って好きなんだな~。
そうそう、今回のREX&モーザーの冒頭ドタバタシーンは「家探し」で始まったのである。
シーズン1の最終回では引っ越しの準備をしていたので、当然、次は家探し。
広い庭付き一軒家を探しているのである。もちろん庭はREXのためだ。
不動産屋に案内された最初の家は値段交渉決裂してしまって、途方に暮れるモーザーだったが、突如REXが走り出す。
どうやらお気に入りの家を見つけたらしい。勝手に庭に入ってはしゃぐREX。
そこに自転車で通りかかった美女とモーザーが衝突。
お決まりの出会いのシーンですね~。
美女に弱いモーザーは、この時点で目がハート型。
この先、モーザーと彼女のロマンスがあるんだな~と予感させるシーンだったわけ。
で、事件の続き。
被害者の1人の少女が、事件後、精神を病んでしまって病院に入院しているのだが、REXのアニマルセラピーで病状が回復、少女が描いた絵がきっかけで犯人逮捕…というわけ。
かなり無理があるような気もするけど…、REXは万能犬なので、良しとするか…。
だけど、この事件。きわどい事件だった。
少女を次々誘拐して監禁、何してたかというと少女ポルノを撮影してたんだよね。
証拠ビデオを殺人課の3人で見るんだけど、いつもは冷静なシュトッキーがマジギレして
「もう我慢できない!」
と声を荒げるところに、ぐっときてしまった。
実際、こういう犯罪って世界中にあるわけで、イヤな世界だなと思ったね。
こういうことを商売にしている人間って、クズだよ! クズ!クズ!クズ!
ちょっと後味の悪いエピソードだったな~。