REXシーズン2 #2
第2話「血痕」
Blutspuren(原題)
こちらはドイツで発売されているDVDBOXセットですね!
昨日、オーストラリアで発売されているDVDセットの紹介をしたのだが、ヨーロッパのPALバージョンをPCで見られるのなら、日本での発売を待ってるよりも早いかもしれないね~。
英語字幕で見れば、英語とドイツ語一気に学習できるし!
さて今回の事件は、流されるまま地の底へ落ちていく典型的なお馬鹿が犯人。呆れて物も言えない…。
だけど世の中には、殺人とまでいかなくても似たような状況はいくらでもありそうな話で、結局、地道に働くことが一番なんだな~と思ったね。
事件は深夜のウィーンから始まる。
市内を走る電車で人身事故。当初は自殺と思われたが、検視の結果、電車にひかれた時点で既に死亡しており、車にはねられたのが致命傷になったのではないかと推測された。モーザーらは、男をひいた車両を探し出すため、気の遠くなるような作業にとりかかる…… 。
お約束のモーザー&REX、朝の風景~。
今回は、第1話でREXが見つけた一軒家の家主に会って交渉する場面。
REXはその間、車の中で待たされてたんだけど、じっとしていられない。プープー鳴るおもちゃの人形を咥えて、家の庭に入り込む。
家主はいかにもガンコそうなおじいちゃん。モーザーは何とかしてこの家を借りようと躍起になっている。
そこへ、プープーとおもちゃを鳴らしてREXが近づいてきた。
REXも家の交渉に参加したかったんだよね、きっと!
だって自分がみつけた家なんだからさ。
家主はREXを見て血相を変えた。「犬がいるなら、この話はもう終わり。さ、帰ってくれ」
家主はタバコの火をつけながら、家の中に入ろうとした。
その時!
REXは家主を家に入れまいと立ちふさがり、激しく吠えたのだ。
「なんだ、俺を家に入れないつもりか!」
実は、家主はモーザーに台所の器具の説明をしていた時、ガスコンロの栓をひねったまま忘れてしまっていたのだ。タバコをくわえて家に入っていたら、ガス爆発で大惨事になるところを、ガスの匂いに気づいたREXがそれを制止したというわけ。
REXの功績で二人はめでたく家をゲット! REX効果絶大だよね~!
さて、ひき逃げ事件、これが思わぬ方に発展してしまうのだ。
ひき逃げした男は、裕福な医学生。車はBMWのカブリオーレって字幕に出てたけど、スポーツタイプの高級車だよね?
それを修理工場に持っていくんだけど、フェンダーの裏側に血痕が残ってるのを工場主が見つけるわけ。
ここで二つめの犯罪。
工場主は、フェンダーの血痕をネタに医学生をゆする。
さらに三つ目の犯罪。
医学生はゆすった工場主を殺しちゃう。
だめ押しは、
工場主の殺しを見てた、若い修理工が医学生をゆする。
さて、この中で一番悪いヤツは誰でしょう????
刑事ドラマとしてはありがちな展開で今ひとつだったけど、REXのキュートな演技でもってたかも。
夏、真っ盛りの殺人課のオフィス。
「ふぅ~ん」と鼻を鳴らしながら、扇風機(REX専用!)の前でうだってる表情とか、事情聴取で被害者の愛人が経営しているカフェに行った時に、ヴルストゼンメルを盗んだ時の顔とかね。
犯人を追い詰め牙を出して唸る表情も、これまでになく怖かったしな~。
そうそう、REXに追い詰められて震えてた若い修理工を演じたAlexander Pschillさんは、2002年からREXの相棒刑事として復活するんだよね!
このドラマ、REXの相棒になるためには、犯人役が登竜門ということか?
まぁね、このエピソードは1995年で7年後の復活だから、顔もだいぶ大人になってるし、それほど違和感なかったのかも~。